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2019年09月27日22:20

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R指定映画3本立て

R指定の新作映画3本を立て続けに見て来ました(R指定だったのはたまたま)。


●『ヘルボーイ』 (R+15)

ギレルモ・デル・トロ監督&ロン・パールマン=ヘルボーイの2作をリブートさせた完全新作。
地のままでヘルボーイがハマリ役だったロン・パールマンの高いハードルを、新ヘルボーイ役のデビッド・ハーバーはうまく自身の役にしておりました。

戦時中、ナチスによって魔界から召喚された、半分悪魔で半分人間のヘルボーイ(デビッド・ハーバー)が、超常現象の捜査官となり、人間と共闘するという物語。基本的な設定はデル・トロ版と変わりません。実際、いま自分が見ているのがデル・トロ版なのかリブート版なのか分からなくなるような場面も多いです。

デル・トロ監督が好む”異形の者への愛”は薄まり、『アベンジャーズ』と変わらないようなバトル・アクションに徹しているので、深みは無くなりましたが楽しめる映画ではあります。

悪の女王に扮したミラ・ジョヴォヴィッチは適役でした。★★★。


●『ライリー・ノース/復讐の女神』 (R+15)

全米公開から1年近く遅れての本邦公開となりました。
『96時間』のピエール・監督による復讐アクションです。

夫と子どもを麻薬カルテルに惨殺された主婦のライリー(ジェニファー・ガーナー)が、数年間のトレーニングを経て暗殺者となり、カルテルに復讐するお話です。

ジェニファー・ガーナーのアクションは『エレクトラ』などでお墨付きですが、10年以上経っており、それでいてこのキレの良さを披露するのが見事です。

映画自体はモレル監督の『96時間』とほとんど変わりはない印象。もうひとヒネリ欲しいところでした。★★★。


●『ハウス・ジャック・ビルト』 (R+18)

これだけ映画を見ていると、肌に合わない監督もいるのですが、ラース・フォン・トリアーはその1人です。長尺・人を不快にさせる映像・不条理の3点そろった監督です。

それでも地元シネコンにこの手の映画(とくにクロックワークス配給の映画)がかかるのは珍しので、1日1回しかない上映に合わせて見て来ました。

連続殺人鬼のジャック(マット・ディロン)が、地獄への案内人(ブルーノ・ガンツ)に過去の犯行を述懐しながら、ゆっくり地獄へ落ちていくという物語です。といっても物語らしい構造はしておらず、膨大な量の映像を入り混ぜて、殺人エピソードがランダムに語られます(その中には監督の過去作の映像も)。

これまでの同監督作よりも、全編に漂うブラックユーモアが顕著で、殺人シーンの残酷さとの対比が際立っています。

ヒトラー発言で追放された身なのにナチス党大会の映像がたっぷり挿入されたり、ヒトラー役が有名なブルーノ・ガンツ(これが遺作)を地獄の案内人として登場させたりと、この監督の懲りなさといったら無いです。★★★。
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