BSプレミアムで放送されたマカロニ・アクション『五人の軍隊』を見ました。
丹波哲郎が出演していることで知られています。
1969年のイタリア映画ですが、監督はアメリカ人で、製作もMGMです。
【物語】
革命下のメキシコ。
頭脳明晰な男ダッチマン(ピーター・グレイブス)のもと、4人の男たちが集められる。
ナイフ投げの達人にして寡黙な東洋人”サムライ”(丹波哲郎)、怪力自慢のメシート(バッド・スペンサー)、爆薬の専門家オーガスタス(ジェームズ・ダリー)、そしてメキシコ人曲芸師のルイス(ニーノ・カステルヌオーボ)。5人の目的は、軍が列車で輸送中の砂金を強奪することだった。果たして5人は、警戒厳重な軍用列車から砂金を強奪できるのか。
…監督のドン・テイラーは、『新・猿の惑星』や『オーメン�供戮�代表作の凡庸な人(俳優としての方が知名度がありそうです)。それだけに、期待値はゼロに近い状態で鑑賞しましたが…これはこれは。なかなかの痛快作でした。
キャストがいい。
強奪チームのリーダーが”フェルプス君”ことピーター・グレイブスで、頼れることこの上なし。
怪力男のバッド・スペンサーもいいし、何より丹波哲郎先生は主役級の扱いです。
丹波先生は、「東洋のある国(恐らく日本)であっという間に数人の男を切り捨て、逃亡してきた男」と紹介されています。その名もサムライ。寡黙で、セリフがほとんどなし(ラストの高笑いが印象的)。石川五右ェ門のような剣の達人で、しかも女にモテるという目立つ役どころでした。
砂金を積んだ軍用列車の車両は真ん中で、走行中に気づかれずに強奪するというアイデアもなかなか。
驚いたのは、走行中の列車の屋根を走ったり、台車にしがみついたりするスタントを、合成なしで俳優が自ら演じていること。ピーター・グレイブスも丹波哲郎も必死でやっているのが伝わり、非常にスリリングです。
ジャーロ映画に目覚める前のダリオ・アルジェントが脚本を書いています。音楽はエンニオ・モリコーネ。ラストもヒネリが効いていて爽快!
★★★★。
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