DCコミック映画『シャザム!』を見て来ました。
『バットマン』『スーパーマン』と世界観を共有しており、両作品を象徴するものが大量に出てくるほか、ラストにはクロスオーバーを匂わせるカットもあります。
悪役のマーク・ストロング以外、キャストも監督も初めて見聞きするメンバーでしたが、笑いとシリアスのバランスも絶妙に取れていて爽快でした。
『ワンダーウーマン』に次ぐ、DC映画の良作です。
【物語】
フィラデルフィア。
幼い頃に母と離れて以来、孤児となった少年ビリー(アッシャー・エンジェル)は、里親のもとを何度も脱走しつつ、母を探していた。
新しい里親や家族の孤児たちとも馴染めないビリーは、ある時に乗った地下鉄で見知らぬ洞窟にたどりつく。そこには、自らを魔術師の生き残りだという老人(ジャイモン・フンスー)がおり、成り行きで、ビリーは老人からある力を授けられる。
それは、「シャザム!」と唱えることで超人に変身するという力だった。
…基本的には、ある日とつぜんスーパー・パワーを手に入れた少年が、日常とヒーロー生活を必死に両立させつつ、最強の敵(マーク・ストロング)と戦うという物語なので、『スパイダーマン』などと似ています。
しかしこの映画が単なるヒーロー映画でないのは、市井の人たちや弱い立場の人たちにちゃんとスポットを当てているところにあります。
主人公の友人で、同じ里親のもとで暮らす少年フレディ(ジャック・ディラン・グレイザー)は、足に障害があるヒーローマニアということで、この少年が自身の境遇を声高に訴えるシーンがあり、響くものがありました。
その他の子どもたちも、黒人だったりアジア人だったりラテン系だったりと人種も多様で、このバラバラな子たちがクライマックスで大きな役割を果たすのが痛快です。
悪役が板に付き過ぎているマーク・ストロングは言うまでも無し。見れば見るほどブロフェルドを演じてほしくなってきます。
★★★★。これは思わぬ拾い物でした。
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