ジャウム・スコット・セラ監督とリーアム・ニーソンの4度目のタッグとなるサスペンス『トレイン・ミッション』を見て来ました。
B級ながら面白いシチュエーション・スリラーを作る2人で、今回も期待通りのB級的面白さです。
リーアム・ニーソンは、クルマは飛行機や列車で戦う男が良く似合うようです。
【物語】
保険会社で働くサラリーマンのマイケル(リーアム・ニーソン)は、ある日突然解雇を言い渡される。息子の学費やローンを抱え、途方に暮れるマイケルは、帰りの列車で向かいの席に座った女(ヴェラ・ファーミガ)に、あることを持ちかけられる。それは、車内にいる”プリン”という人物を見つけ出せば10万ドルがもらえるというものだった。
半信半疑で”プリン”探しを始めたマイケルだったが、家族が人質に取られたらしいこと、背後に大きな陰謀があることを知り、決死の抵抗を試みる。
…列車が舞台の映画に佳作傑作が多いのは事実で、そのための肝は演出と脚本です。
この映画では、かつての列車映画のエッセンスをうまく凝縮させ、サスペンスを醸成しています(列車内で知らない人間からとんでもない依頼を受けるという導入部は、ヒッチコックの古典『見知らぬ乗客』からでしょう)。
後半のわずかな息切れと、定石通りの幕切れに、脚本の弱さを感じますが、リーアム・ニーソンが巨体を張って頑張るアクションは、やはり見ていてハラハラさせられるものです。
乗客たちの顔ぶれがアメリカの人種構成を圧縮したようで、こういうところに世相が出ているようにも思いました。
★★★。
ログインしてコメントを確認・投稿する