マーベル・シネマティック・ユニバースに遅れをとった「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの第5作、『ジャスティス・リーグ』を見て来ました。
実はこの映画、日本で映画化された『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』と構造が似ており、『鷹の爪』を見ているかどうかで印象が(やや)変わります。
『バットマンvsスーパーマン』の後日談となる物語です。
【物語】
スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)の死から数か月後。
バットマン=ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)は、地球を狙う脅威と戦うべく、新たな超人たちを集めていた。超高速で移動できる”フラッシュ”(エズラ・ミラー)や、古代アトランティスの末裔で水陸両棲のアクアマン(アーサー・カリー)、クリプトンの技術で体を改造されたサイボーグ(レイ・フィッシャー)、そしてワンダーウーマン(ガル・ガドット)が集まったが、宇宙からの新たな敵・ステッペンウルフには歯が立たない。バットマンは、ある力によってスーパーマンを蘇らせる決断をする。
…マーベル版オールスター映画『アベンジャーズ』との決定的な違いは、『アベンジャーズ』が『アイアンマン』から始まるヒーロー個々の映画作品による熟成期間を経た集大成だったのに対し、『ジャスティス〜』では、新規お披露目となるフラッシュ、サイボーグ、アクアマン(実は前作でちょっとだけ登場)がいきなり登場し、割とすんなりと”同盟”を結成してしまう点にあります。
単独映画『ワンダーウーマン』が大ヒットした彼女だけは間に合ったから良いものの、後続の3人は単独映画がこれからの予定なので、DCコミックのファン以外には馴染みがなく、面白さが半減してるような気がします(「フラッシュ」は大昔、マーク・ハミルが出た珍品がありましたが)。
さらに映画の出来に暗い影を落としているのが、監督ザック・スナイダーの映画完成間際での降板劇です(娘が死去したための降板とされていますが、クレジットでは監督として残っています)。
ポスト・プロダクションをマーベル側から招いた『アベンジャーズ』のジョス・ウェドン監督が仕上げており、前4作にあった重厚さは、良くも悪くも消え去っています(上映時間も120分とコンパクトです)。
これは監督交代とは別口でしょうが、大作映画には珍しくビスタサイズで撮影されており、大作としての風格に欠けるように見受けられました。
音楽が旧バットマン・シリーズのダニー・エルフマンなので期待していたら、前作のハンス・ジマーや、往年のジョン・ウィリアムズの『スーパーマン』からのスコアが焼きなされていて、カオスでした。
★★★。続編を匂わせて映画は終わりますが、ジョーカーが再登場するなら期待します。
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