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2017年11月10日19:37

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SNSスリラー 『ザ・サークル』

トム・ハンクスとエマ・ワトソン共演によるスリラー『ザ・サークル』を見て来ました。

善人ではない役柄のトム・ハンクスは珍しいです。


【物語】
全米で人口の80%が利用しているSNSサイトの運営企業、”サークル”。
新たにカスタマー・サポーターとして入社したメイ(エマ・ワトソン)は、最先端のIT技術に戸惑いながらも、難病の父(ビル・パクストン)を会社の福利厚生で治療してもらったことに感謝し、順応していく。
サークルのCEO、ベイリー(トム・ハンクス)は、メイに新たなサービスの体験者になることを提案。それは、超小型カメラでメイの生活や仕事を24時間配信し続けるというものだった。
提案を受け入れ、すべてをネット配信し始めたメイには、世界中の膨大な人数のフォロワーが付くが、それにはサークルのある計画が隠されていた。


…”インスタ映え”などという言葉が流行語大賞にノミネートされるなど、わが国でもネットワークの普及と拡大の速さは驚異的ですが、この映画には未来ではなく、現実がありました。

24時間の常時ネット接続は当たり前、もはや日常生活のあらゆるサービスがオンラインでつながり、干渉し合い、監視されるのが当たり前の時代。この映画が10年前に作られたのであれば驚愕です。しかしそうではないので、公開された時点ですでに「時代遅れ」が始まってしまっています。

サンドラ・ブロック主演の『ザ・インターネット』(1995)が既に古典の領域に達しているのと同様です。

主人公の生活を24時間さらけ出すというのも、『エドTV』や『トゥルーマン・ショー』で既に描かれていたこと。そこでもうひとヒネリ欲しいところです。

エマ・ワトソンの両親を演じたビル・パクストンとグレン・ヘドリーは、ともにこの映画が遺作となったようで、特にパクストンは難病の役だっただけに、因縁のようなものを感じます。

トム・ハンクスはややミスキャストの感。エマ・ワトソンは好演でした。★★★。
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