『エイリアン』シリーズの最新作、『エイリアン:コヴェナント』を見て来ました。
スピンオフを除く本家シリーズとしては第6作となり、前作『プロメテウス』(2012)の直接の続編となります(従って『プロメテウス』の予習は必須です)。
監督はもちろんリドリー・スコット。自分が一生ついて行く監督です。
※ご注意。本編の内容に触れている記述があります※
【物語】
2104年。
地球から遠く離れた惑星オリガエ6を目指して航行中の宇宙船コヴェナント号は、トラブルに見舞われ、船長を失ってしまう。コヴェナントには、冬眠中の入植者2000名が乗っていた。
副官のダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)は、夫だった船長の死に悲嘆に暮れるが、アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)に励まされる。
やがて、目標よりも近くの惑星から信号を受信したコヴェナントのクルーたちは、その信号が歌声であること、惑星が地球型であることを知り、探査に赴く。
水や大気に恵まれたその惑星は、入植可能のように思われたが、そこには10年前に消息を絶った宇宙船プロメテウス号の生き残り、アンドロイドのデビッド(ファスベンダー2役)がひとりで暮らしていた。
…前作『プロメテウス』では、エイリアンと人類の起源に迫りつつも、その真相までは明かされずに終わったので、歯がゆい部分がありました。しかし本作では、のちの『エイリアン』(1979)で我々が目にするお馴染みのエイリアンがついに誕生。そして誕生の経緯も明らかになります。
時系列的には、本作のちょうど20年後に『エイリアン』が来るので、これでパズルのピースが埋まると思いきや、あのノストロモ号の惨劇にはまだ繋がらないので、未消化感が残りました。
先日、ブルーレイで『プロメテウス』を見直して、スコット監督の美術的センスとSFマインドの素晴らしさを改めて感じたのですが、この最新作でも美しい映像美術が生きています。無機質な宇宙船と宇宙空間の静寂さは、映画館の大スクリーンでこそ映えるものです。
マイケル・ファスベンダーが前作『プロメテウス』に続いてアンドロイド=デビッドを演じており、新型のウォルター役を2役をこなしています。実はシリーズ最大の功労者(良くも悪くも)は彼であったことが明らかになります。『アラビアのロレンス』をこよなく愛するアンドロイドが下した恐怖の決断に戦慄するラストが待ち構えています。
第2作『エイリアン』のスコアを手掛けたジェリー・ゴールドスミスの主題曲が繰り返しアレンジされて使われており、ファンとしては嬉しい部分でした。
★★★★。
ログインしてコメントを確認・投稿する