『エクソシスト』の世界的ヒットによるオカルト・ブームに乗って作られたホラー映画『家』をDVDで見ました。
同類・同時期の映画に『悪魔の棲む家』もあり、そちらの方が有名ですが、この映画も豪華キャストでそれなりに楽しめる作りになっています。
1976(昭和51)年のアメリカ映画。日本の地方都市では『ロッキー』と同時上映だったようです。
【物語】
ベン(オリバー・リード)とマリアン(カレン・ブラック)の夫婦と、息子のデビッド(リー・モンゴメリー)の3人家族が、田舎にある古い屋敷にやってくる。夏休みのバカンスを屋敷で過ごすためだった。
家主のアーノルド(バージェス・メレディス)とその妹は、「2階に引きこもっている老母に食事を与えてくれれば格安で屋敷を貸す」と告げると、置手紙を残して去ってしまう。
一家は、陽気な伯母のエリザベス(ベティ・デイビス)も呼び寄せ、屋敷でのバカンスを満喫し始めるが、次第に不可解な現象に見舞われていく。
…監督のダン・カーティスは、自分は『血の唇』しか見たことがありませんが、TV畑出身の職人です。そのせいか演出もTV的で抑揚がなく、1時間56分の上映時間は長尺に感じました。
『ポルターガイスト』のような派手なVFXもなく、『シャイニング』のような映像美もない中で、唯一の見どころはスターの共演です。
次第に狂気を募らせていく妻=カレン・ブラックは、素顔からして怖いので、迫力十分。
いつもは悪役が多いオリバー・リードが”何かに”取りつかれておかしくなる夫を熱演です。
その2人を食ったのが大ベテラン=ベティ・デイビス。ほとんどノーメイクの素顔で、髪を振り乱しての怪演です。
★★★。後味の悪さと未消化感が残り、それが「味」といえば「味」です。
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