ついに、恐れていたことが現実となりました。
3代目ジェームズ・ボンド=サー・ロジャー・ムーアが亡くなりました。
英国で酷いテロがあったと報じられたのと同じ日に、日本でも報道されました。
>「007」ロジャー・ムーア氏がんで死去 89歳
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4586367
6人の歴代ジェームズ・ボンド役者の中で最も高齢であり、遅かれ早かれいつかその時が来るだろうと思っていましたが、先ほど夜のニュースをテレビで見ていたら、飛び込んできた速報で知りました。
自分にとって、ロジャー・ムーアが亡くなるということは、自分の中の大部分を占める「映画」という大きな生きがいの中の、とりわけ大きな部分を占める存在が無くなるということであり、喪失以外の何物でもありません。
高齢なのを押しての各国での講演活動が知られており、数年前にも自伝的な「BOND ON BOND」を出版するなど、007を引退しても精力的に世界各地を飛び回る姿は、ジェームズ・ボンドそのものでした。国連(ユニセフ)での活動も忘れてはいけないでしょう。
ロジャー・ムーアが演じたジェームズ・ボンドは、初代ショーン・コネリー、2代目ジョージ・レイゼンビーが築いたシャープなボンド像に、紳士としての優雅さと優しさを加味した、まさに(あくまで自分の)理想でした。ムーア自身からにじみ出る優しさこそが、この人の最大の魅力でした。
それだけに、『ユア・アイズ・オンリー』で殺し屋エミール・ロックを断崖から蹴落とす時の表情の険しさは、鮮烈で衝撃的でした。
ああ、ロジャー・ムーアが死んでしまった。死んでしまったよ。
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