久しぶりに飯がうまかった。『キングコング 髑髏島の巨神』を見たからです。
『GODZILLA ゴジラ』(2014)に続く、レジェンダリー・ピクチャーズによる”モンスタ・バース”シリーズの第2作。世界観を『GODZILLA』と同一としていますが、時系列的には『キングコング』の方が古いという設定です。
アメリカ映画が本気で作った、正統派怪獣映画に大拍手です。
【物語】
1944年、太平洋戦争末期。南太平洋の孤島に、日米両軍の戦闘機が不時着。それぞれのパイロットは互いに殺し合おうとするが、2人はそこで巨大な猿の怪獣を目撃する。
1973年。米国の人工衛星ランドサットが、地図にない島を発見。調査機関”モナーク”は、ベトナム帰りの海兵隊員を引き連れて島に乗り込むが、そこは巨大生物が闊歩する地獄のような島だった。
…このテの怪獣映画の監督には日本の特撮映画のファンが多く、この『キングコング』の新鋭監督ジョーダン・ヴォート・ロバーツもそれを公言していますが、もうこの人はファンなんてレベルじゃないですね。この監督のDNAは東宝特撮映画で出来ていますよ。
冒頭、日本兵(MIYAVI)とアメリカ兵が日本刀で殺し合うシーンには不安を感じましたが、それを消し飛ばす名シーンの数々。キングコングが髑髏島で大ダコと格闘するのは『キングコング対ゴジラ』だし、そもそも巨大怪獣どうしのバトルと言えば本多=円谷コンビが十八番。それを若い監督がアメリカ映画で再現して見せた。これは嬉しいことですよ(日本でも早く『シン・ゴジラ』に続くパイオニアが出ないと…)。
ピーター・ジャクソン版のキングコングを見たとき、キングコングを「男=漢」だと思いましたが、ロバーツ版のキングコングは「漢」そのもの。夕陽をバックに、海兵隊のヘリコプター部隊と対峙するなど、どれを取っても1枚絵になるようなショットが満載です。
トム・ヒドルストンにブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン(キルゴア大佐か!?)など、俳優も多彩で面白い。元米兵の生き残り役、ジョン・C・ライリーがいい味を出しています。
しかし何といってもキングコングの漢っぷりに尽きる。冒頭からラストまで、出し惜しみせず出まくっています。意外に見せ場が少なかった『GODZILLA ゴジラ』とは対照的です。
※ご注意!ここから映画の核心の一部に触れています※
『GODZILLA』の調査機関モナークが再登場(ただし時系列的にはこちらが先)
エンド・クレジット後、第3弾につながる重要な要素が登場します。
鳥肌が立ちました。ラドン!モスラ!キングギドラ!そして再びのゴジラ登場の予兆!
シルエットだけですが、ついに東宝3大怪獣がハリウッドで蘇ります(恐らく2020年に)。
そして最後の最後、ゴジラの大咆哮で映画は締めくくられます。
『キングコング』映画なのに、最後がゴジラですよ。泣かせてくれます。
★★★★。やってくれました。最高。
ログインしてコメントを確認・投稿する