『アイアンマン』に始まった”マーベル・シネマテック・ユニバース”シリーズも第14作となる、最新作『ドクター・ストレンジ』を見て来ました。
『アベンジャーズ』後の時間軸にあるので、アベンジャーズの活躍は日常のものとされている世界が舞台となりますが、ドクター・ストレンジは初の登場となるためか、それほど言及はされていません。
ホラー映画が多かったスコット・デリクソン監督には大出世です。
【物語】
ニューヨークで天才外科医として名を馳せるドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、自動車事故に遭い、両手の神経を激しく損傷してしまう。何とか元の外科医の腕を取り戻そうとするストレンジだったが、同じような境遇から奇跡的に回復した男と出会い、彼が回復を果たしたというネパールのカトマンズへ。
魔術によって驚異的な力を操る組織の存在を知ったストレンジは、強大な力を持つエンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)に弟子入りし、自らの力を覚醒させていく。
…VFX満載の大作でも、本格的な(しかも旬な)俳優を集めて本気で映画作りができるハリウッドの底力を改めて見せつけられます。傲慢な天才外科医という役がぴったりのベネディクト・カンバーバッチに、キウェテル・イジョフォー、ティルダ・スウィントン、レイチェル・マクアダムス、悪玉にマッツ・ミケルセンという布陣。このメンバーで高度なスパイ・スリラー映画が1本撮れてしまいそうです。
しかし作品自体は、クリストファー・ノーラン版の新バットマンと良く似ているので、既視感を感じます。
地位も名誉もある主人公が挫折し、アジアの高地で何かに目覚め、スーパーヒーロー化するという、『バットマン・ビギンズ』をほぼなぞるような展開に。ディズニー印のマーベル映画なので、重くならずライトな感覚な点だけが違いです。
人知を超えた強すぎる敵に対して、主人公が力で挑むのではなく、交渉によって解決するというのは新機軸でした。
VFXは素晴らしく、こちらもまたノーラン監督の『インセプション』の発展形ですが、IMAX推奨であることは間違いありません。
例によって、エンド・クレジット後には、次回へと続くオチが挿入されます。
今回はアベンジャーズの主力の1人が登場。終わりのないマーベル・シネマテック・ユニバースのシリーズに、また個性的な仲間が加わり、多すぎるキャラクターをどうさばくのか、困難さは増していくようです。
★★★。
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