リブート版シリーズ第3作となる『スター・トレック BEYOND』を見て来ました。
劇場版シリーズとしては、通算第13作となります(自分は『スター・トレック�后真靴燭覆詭っ里悄戮�ら映画館で見続けています)。
監督が前2作のJ・J・エイブラムスから『ワイルド・スピード』のジャスティン・リンに代わり、SF向きの監督とは思えなかったので心配していたのですが、稀有に終わったようです。
全13作を通しても上位に入る傑作です。
【物語】
23世紀。深宇宙での5年間の調査航行を続けるUSSエンタープライズ号だったが、船長のジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は任務への疑問を感じ、地上勤務への転属を考えていた。
そんな折、宇宙基地ヨークタウンへ小型の宇宙船が不時着。未知の異星人が惑星連邦に救助を求めてくる。
異星人の仲間が危機にさらされているという惑星に救助に向かったエンタープライズ号は、思いがけない真実に直面する。
…前2作で感じていた違和感…SFアクションとしては面白いのだけれど、”スター・トレックらしさが薄い”という違和感が無くなりました。これは正真正銘の「スター・トレック」最新作です。
※ご注意。以下、やや物語の核心に触れている部分があります※
何よりもエンタープライズの描き方に愛があります。
『スター・トレック�掘織潺好拭次Ε好櫂奪�を探せ!』でのエンタープライズ自爆のシーンほどとは言わないまでも、破壊されていくエンタープライズへの情、そしてクライマックスでの見事な復活は、ファンならずとも感涙必至です。
そしてキャラクターがいい。リブート版第3作にして、ようやくこの新クルーたちに親しみが持てるようになりました。
映画の前半、ある惑星に降り立ったクルーたちはバラバラになり、それぞれ2〜3人ずつの組み合わせで目的地を目指すのですが、その組み合わせは、
・カーク船長とチェコフ
・ミスター・スポックとドクター・マッコイ
・ウフーラ大尉とスールー
・スコッティと異星人ジェイラ
こんな感じに。交わされる会話の面白さが想像できて、そして想像通りに面白い!
特に<スコッティとジェイラ>は、スコッティ役で脚本も書いたサイモン・ペッグのコメディ・リリーフとしての面白さが光っています。
またこの映画は、本作の撮影前に亡くなったオリジナルのミスター・スポックことレナード・ニモイに最大限のリスペクトを捧げた作品でもあります。ザッカリー・クイント演じるスポックが、オリジナルのスポックが持っていたある箱を開けると、出てきたものは……涙なくしては見られませんでした。これはある意味卑怯です。ずるいですよ。
物語も、往年の「宇宙大作戦」やオリジナル・クルー版の劇場シリーズを思わせる古き良き出来で、それが何よりも嬉しいのです。
エンド・クレジットで流れる”スター・トレックのテーマ”と共に、今年の映画トップ10の順位が、また入れ替わりました。
★★★★★。最大級の賛辞とともに。
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