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2015年12月12日22:21

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飾りっ気のない素直な感動 『海難1890』

日本とトルコの合作映画『海難1890』を見て来ました。

明治の日本海域でトルコの軍艦が遭難した”エルトゥールル号遭難事故”を描いています。

両国の政府が製作に協力した作品で、映画の冒頭は、トルコのエルドアン大統領による日本向けのメッセージで始まります。


【物語】
1890年。
明治天皇への親書を届けに日本にやってきたトルコのフリゲート艦・エルトゥールル号が、帰路の途中で台風に遭い、和歌山県の沖合で座礁・爆発した。事故に気づいた村人たちが決死の思いでトルコ人乗組員を救出、医師の田村(内野聖陽)も怪我人の手当に奔走した。

救出されたトルコ人将校のムスタファ大尉(ケナン・エジェ)は、多くの乗組員が死んで自分が助かったことを恥じたが、村の娘ハル(忽那汐里)らの賢明な看護に心動かされる。

それから95年後の1985年。
イラン・テヘランでは、サダム・フセインによる航空機への無差別攻撃宣言を受け、脱出を求める外国人でパニックが発生していた。数百名の日本人たちが、日本からの救援が無いことに絶望を感じる中、あるトルコ人が声を上げる。


…小中社会の歴史の教科書にある事件の映画化で、両国がバックアップしていることもあり、文部科学省推薦的な優良映画に仕上がっています(その割には、映画の後半のテヘラン邦人救出劇のエピソードになると、割とストレートな日本政府批判が声高に演出されるのがちょっと驚き)。

時間軸をいじるような奇をてらった演出はなく、1890年と1985年のエピソードを順番にじっくり描いており、ウェルメイドな仕上がりです。

史実に忠実であるかどうかは別として、飾りっ気のない素直な感動を楽しめる映画です。

★★★。
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