1950〜60年代のB級SF・ホラー映画ファンをいつも唸らせてくれるRUNコーポレーションから、映画『タイム・トラベラーズ』のDVDが出ました。
1964年のアメリカ映画で、日本未公開(TV放映のみ)ですが、とんだ拾い物でした。
【物語】
過去や未来を見ることができるタイム・スクリーンを開発していた大学の研究チームが、見るだけではなく実際にスクリーンの向こうに行ける装置を偶然に完成させる。
スクリーンの外の世界に足を踏み出した4人の研究員たちだったが、原因不明の事故で元の世界に帰ることができなくなる。そこは、核戦争で荒廃した100年後の未来だった。
…『バック・トゥ・ザ・フューチャー』よりも20年も早く、タイム・パラドックスを扱ったこんな本格SFがあるとは驚きでした。
何よりも衝撃的なのはそのエンディングで、涼宮ハルヒの”エンドレスエイト”もびっくりの時間大混乱が発生。あっけにとられていると、映画はそのままラストを迎えてしまいます。低予算ながらアイデア勝負の良作です。
監督はイブ・メルキオール。その名を聞いてピンときた方はSF映画の好きな方。
『巨大アメーバの惑星』に『冷凍巨獣の惨殺』ですよ。いつもアイデア一発で予算を補う、プロダクションにとっては神様のような監督です。
撮影がヴィルモス・ジグムントというのがまた驚きで、スピルバーグやブライアン・デ・パルマと仕事をしている才人です。最近はウディ・アレンとのコラボレーションがおおいですが、まさか最初期にこんなSFを撮っていたとは。
★★★。
これで1000円ちょっとなのですから、ヘンな日本製珍品SFコメディを見に行くよりは、断然こちらの方をオススメいたします。
ログインしてコメントを確認・投稿する