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2015年05月06日12:34

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GW映画�� さよならポール・ウォーカー 『ワイルド・スピード7』

豊洲にできたユナイテッド・シネマに、”4DX”システムのシアターがあり、ここで『ワイルド・スピード』シリーズ最新作となる『ワイルド・スピード SKY MISSION』を見ました。

4DXとは、映画のシーンに合わせてシートが動き、水しぶきや煙が吹き出し、圧力や音波を観客に体感させる新システムです。テーマパークのアトラクションのようで、もの凄い臨場感があったのですが、それ以上に映画の内容に参ってしまいました(良い意味で、です)。

この映画は、主人公のひとりであるブライアン・オコナー=ポール・ウォーカーの遺作の1つです(撮影期間中に自動車事故で亡くなったのが記憶に新しいです)。


【物語】
前作で弟のオーウェン・ショウを倒され、復讐に燃える兄のデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)やブライアン(ポール・ウォーカー)の家を爆破する。デッカードは元政府の凄腕工作員であり、彼を追う政府組織のリーダー・Mr.ノーバディー(カート・ラッセル)もドミニクたちに接触。あるテロリストの兵器を奪還するかわりに、デッカードの居場所を教えるという交換条件を出す。条件をのんだドミニクたちは、ふたたびチームを終結させ、ミッションに挑む。


※注意!以下、映画のラストに若干触れています※


…今回の敵はジェイソン・ステイサム!
冒頭で、たったひとりで病院とその警備を壊滅させ、さらにFBIのホブス捜査官(ドゥウエィン・ジョンソン)にも重傷を負わせるという、シリーズ最強の敵です。白兵戦でも銃器の扱いにも長け、車の運転も超一流(しかもアストン・マーチン!)という元工作員で、これ以上の強敵はいないでしょう。

対するドミニク&ブライアン側には、カート・ラッセルという味方が付きます。
中間管理職風で、基地には必ずビールを置いておくという酒好きながら、いざという時には自ら武装して戦う男。なんせ”スネーク”ですよ。味方も最高です。

ブライアンの息子も大きくなり、妻のお腹には新しい子もいて、ますます家庭的になっていくブライアンを、ドミニクが温かい眼差しで見つめるのが何とも男泣かせ。
観客は、これがブライアン=ポール・ウォーカーの見納めと分かっているので、ここは何とも切ないのですが、映画のラストには、さらに感動的なシーンがあります。

通常の映画であれば、撮影中に亡くなったスタッフ・キャストには、エンド・クレジットで”In Memory of…”の一行を入れるだけというのがほとんど。しかし本作では、ドミニクがブライアンとの共闘の日々を回想しながらそっと去ると、信号待ちで隣に並んだクルマにブライアンがいて…というシーンがあるのです。

プロデューサーも務めたドミニク役のヴィン・ディーゼルは、自分の子どもにポール・ウォーカーの名前を付けるほど仲が良く、公私ともに親友として知られていました。突然のポール・ウォーカーの死に映画の製作は中断されていましたが、まさかこういう形で友を偲ぶとは思わなかった。それも、いやらしくなく、劇中の彼らの友情とシンクロするような形で、そっと挿入されるシーンなのです。

ハリウッドのブロックバスター映画で、ここまで一俳優に最大限の尊敬が込められた例を知りません。今年一番の派手なアクション映画でありながら、最も泣かせる映画でした。

シリーズ中の最高傑作です。
★★★★。
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