2014年の映画館での映画鑑賞が終りました。
今年1年は、東海地方から東北地方への転勤(しかも映画館のない都市への異動)もあり、職位が変わったこともあって、個人的には激動の年でした。
映画館でお金を払って見た映画は103本。
先述のMVPに続き、極私的ベストは以下の通りです。
★1位 『めまい デジタル・リマスター版』 (1958年アメリカ) ※リバイバル
VHSやDVDが出るたびにソフトを買い、最高画質のブルーレイで持っていても、スクリーンで見ることに意味がある至高の逸品です。説明不要のヒッチコックの大名作です。
★2位 『GODZILLA ゴジラ IMAX3D版』 (アメリカ)
大きすぎる期待に見事に応えてくれた新世代のゴジラ映画の傑作です。
★3位 『激動の昭和史 沖縄決戦』 (1969年日本) ※リバイバル
これもまた、何度も見ていた作品。でも8月の満員の名画座で、観客の熱気に包まれて見る異様な興奮もあり、残酷なほどの映画の面白さも相まって、ベストテンに入れない訳にはいかない作品です。
★4位 『グランド・ブダペスト・ホテル』 (アメリカ)
ウェス・アンダーソン監督による、大人のためのブラックなファンタジー・ミステリー。映画館の暗闇でこそ相応しい、宝石のような美しさです。
★5位 『ゴジラ 60周年記念デジタル・リマスター版』 (1955年日本)
1度スクリーンで見ていますが、4Kスキャンによるデジタル・リマスター版は、それまでの『ゴジラ』体験を確実に変えました。鮮明な音響と音声に映画そのものの面白さが加わり、見ている側はもうトランス状態でした。
★6位 『思い出のマーニー』 (日本)
スタジオジブリ史上、もっともみっともないヒロインがかわいいのなんの(怪しい意味じゃなくて)。ヒロインの成長物語というほどには成長しないし、劇的に解決もしない映画だけれど、そこに現代のリアルさがありました。
★7位 『箱根山』 (1962年日本) ※リバイバル
戦後の高度成長期に実際に起きた箱根山交通戦争を、川島雄三監督が超ハイスピードな高速テンポで映画化。リチャード・レスターもびっくりの展開の早さに唖然。
★8位 『超高速!参勤交代』 (日本)
往年の東宝製クレージー・キャッツ映画のようなゆるい演出に、キラリと光る鋭い社会風刺。基本的には娯楽映画かくあるべしと言わんばかりに面白さをとことん追求した、最近のつまらない実写邦画の中では光る1作でした。
★9位 『スノーピアサー』 (韓国=アメリカ=フランス合作)
ただただ爆走する列車内が舞台という異色ディストピアSF。鬼才ポン・ジュノの新たなる傑作です(これ以上は書けません…)。
★10位 『紙の月』 (日本)
平凡な人間が陥る金にまみれた狂気の罠。舞台を見ているようなセットに修道女のような銀行員の制服、音楽も讃美歌という、清楚なものの中でどす黒く見える人間ドラマが見事でした。小林聡美の新境地を見た作品でもあります。
…そして、11位以下の次点の作品です。
○11位 『LUPIN THE ��rd 次元大介の墓標』
○12位 『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』
○13位 『LIFE!』
○14位 『進撃の巨人 [前編] 紅蓮の弓矢』
○15位 『誰よりも狙われた男』
○16位 『猿の惑星 <ライジング>』
○17位 『トランスフォーマー/ロストエイジ IMAX3D版』
○18位 『ウォルト・ディズニーの約束』
○19位 『ラッシュ プライドと友情』
○20位 『300 帝国の進撃』
…さらに、特別枠として、『ミケランジェロ・プロジェクト』を挙げます。北米盤ブルーレイディスクで見ました。
ジョージ・クルーニーが監督・主演した戦争大作のこの映画は、日本では予告編も流れ、ポスターで告知もされましたが、突然の上映中止となりました。理由は明らかにされていません。
日本の映画情報誌等でも不自然なほど取り上げられず、真相は闇のままです。
ただでさえ洋画の弱体化を感じる様な1年だったのに、こういうことを平気でされると、洋画離れはますます加速してゆくでしょう。シネコンで上映されるのはTVアニメやゲームの劇場版か、日本のTVドラマや漫画原作の空疎な作品ばかり。そんなうすら寂しさを感じた1年でした。
いずれワースト映画についても触れたいと思います(邦画の大ヒット作ばかりです)。
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