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2014年12月19日19:34

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ジーン・ハックマンの男魂 『フレンチ・コネクション』1&2

名作『フレンチ・コネクション』2作が、ブルーレイ2枚組の廉価版で出たので、買ってみました。

ずいぶん前に衛星放送とTVで見たっきり。
ブルーレイのハイビジョン映像で再会です。


●『フレンチ・コネクション』(1971年アメリカ・20世紀FOX)

『エクソシスト』と並ぶウィリアム・フリードキン監督の代表作にして出世作。
アカデミー作品賞・監督賞・主演男優賞(ジーン・ハックマン)ほかを受賞しています。

ニューヨークで麻薬の売人の逮捕に執念を燃やす”ポパイ”ことドイル刑事(ハックマン)と相棒のクラウディ刑事(ロイ・シャイダー)が、フランスからの大量の麻薬密輸に気づき、巨大組織を追う刑事アクションです。

殺人者の乗った地下鉄を追って爆走するハックマン”ポパイ”のシーンは今でも語り草。
運転するハックマンの表情のアップと乳母車を押す女性の悲鳴を細かいショットでつなぎ、大迫力のカーチェイスを見せる中盤は白眉です。

やるせない、一筋縄ではいかない唐突なラストも印象的です。

パナビジョンではない、当時のアリフレックス・カメラで撮影されたためか、画質は凄まじく粗く砂嵐のようなシーンもあります。暗いシーンになると粒子はつぶれてしまうのが難点。
(この荒々しさは魅力だったりもするのですが)


●『フレンチ・コネクション2』(1975年アメリカ・20世紀FOX)

前作のラストから4年後の続編。
監督がベテラン=ジョン・フランケンハイマーに交代し、男臭いアクションに拍車がかかっています。

前作のラストで逮捕寸前に逃亡したフランスの麻薬王(フェルナンド・レイ)を追って、ポパイは単身マルセイユへ渡るが、組織に捕まり大量の麻薬を打たれ、中毒になってしまう。

麻薬でボロボロになりつつも執念で組織を追うハックマンが凄まじい迫力。
ジーン・ハックマン、この1と2の間に出演したのが『ポセイドン・アドベンチャー』『スケアクロウ』というのがまた凄いです。1作もハズレなし。この『2』だって、一般的には第1作を超えてないという評価がされていますが、演技はこちらの方が強烈です。

カメラがパナビジョンに替わり、映像は滑らかです。

改めて2本通して見ると、個人的には、フランケンハイマー監督の『2』の方が面白かった。
ニューヨークでは顔ひとつで歩ける敏腕刑事が、マルセイユでとなると完全な孤立無援。しかもフランス語は話せないと来た。追われる麻薬王=フェルナンド・レイも、本気でポパイを消しにかかる。男と男の戦いです。フランケンハイマー監督の映画にもハズレなし。

粗野でヤンキー丸出しのポパイに対して、あくまで表面は紳士的、洋服も食事も超一流というフェルナンド・レイの対比も面白いです。


『2』の特典映像として、ジョン・フランケンハイマー監督を振り返るドキュメンタリーと、ジーン・ハックマンのインタビュー映像が収録されています。短い特典ではありますが、こちらも見応えは充分です。
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