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2014年12月12日18:26

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月面基地に檜風呂 『宇宙大怪獣ギララ』

松竹から新たに出たブルーレイ・レーベル”あの頃映画THE BEST”の1枚、『宇宙大怪獣ギララ』を見ました。

すでにDVDで見ていましたが、ブルーレイの映像は段違いです。別の映画かと見紛うほどの美麗な映像に驚愕です。

1967(昭和42)年の松竹映画。松竹唯一の本格怪獣特撮映画です。


【物語】
謎の未確認飛行物体に遭遇した宇宙船が、相次いで消息を絶つ。
行方不明の宇宙船の捜索と、火星探検のために地球を発った新型宇宙船アストロボートは、流星群の中で、発光する卵型の物体を発見。サンプルを地球に持ち帰る。
やがてサンプルの中から現れた怪獣ギララが、エネルギー資源を次々に吸収して巨大化。大都市を蹂躙する。


…東宝が量産していた怪獣映画群のヒットから怪獣ブームに火がつき、大映が『ガメラ』『大魔神』シリーズで当たりを取ったことから、怪獣映画とは無縁だった松竹が重い腰を上げて撮った作品。

科学考証に作家の光瀬龍が参加しており、メカニック・デザインやミニチュア・ワークスにはリアルさが取り入れられ、特撮も見応えがあります。ただやはり、怪獣の撮り方・見せ方・動きには”慣れていない感”がつきまとい、東宝の作品群よりも見劣りするのは否めません。

監督の二本松嘉瑞は、黒澤明や木下恵介監督の助監督経験のある人。監督作品は3本と少ないですが、本作とその後に撮る『昆虫大戦争』(こちらの方が出来はいい)で特撮映画史に名を遺しています。

特撮映画でありながら妙にリアルな三角関係的な人間ドラマが展開したり、月面基地でヒノキ風呂に入る隊員たちの描写があったりするなど、松竹映画風なテイストが不思議な作品でもあります。

まさか本作の34年後に、続編『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』が製作され、コメディとしてギララが復活することになろうとは、当時の関係者は思ってもみなかったでしょうが、松竹唯一の怪獣映画として根強い人気のある作品であることに間違いはありません。

ちなみに『〜逆襲』には、本作の主演である和崎俊哉が、同名の役で出演しています(映画自体に直接的なつながりはありません)。★★★。
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