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2023年07月23日09:33

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浮世の謎(126) デラシネ国際派の時代

 新聞記者は仕事柄国際派が多いに違いないが、特に朝日毎日の記者はデラシネが好きとしか言いようがない。失職して、ビザが切れているのに帰国を拒否するスリランカ人女性がいたが、応援団体は家族を呼び寄せて日本政府を非難する。
 多分、この団体は国籍というものを理解できないか、あるいは憎んでいるのかもしれない。朝日毎日は彼らを応援する記事を書く。
 どこの国でもそうだが、日本は長い歴史の中で国民性が生まれ、勤勉なこともあって経済的にも反映し自由な国である。だから、日本に移民したいという外国人もいるだろうが、当然ながら審査があるわけで、特に日本の法律を守れるかどうかが重要になる。
 法律によれば、ビザが切れればいったん帰国してから再度入国して、永住を申請するという手続きが必要だった。支援団体が家族を呼び寄せているので、その金がないということでもなかった。
 そもそも、最初の入国の時に、自国に住めない難民状態であることを説明して永住権の申請をすべきだった。
 ウシュマさんは仏教徒だったようで、日本の慣習との摩擦は少なかったと思うが、精神的に不安定になっていて解雇されたのかもしれない。
 いずれにしろ、支援団体は他国に住む権利(そんなものはない)ばかり主張せず、当人の精神状態も含めて相談に乗るべきだった。

 フランスではアルジェリア移民の少年が警官に射殺されたとして暴動が起きている。もし、犯罪も犯していないのに撃たれたとしたら、警察を訴えるべきだった。確かに、警察も間違えることはある。
 この場合、複雑なのは宗教問題で、イスラム教徒の場合は、イスラムの神が非イスラムの国の法律より優先されると思い込んでいるらしいことである。
 日本人の宗教観では想像できないし、表面だけでも「郷に入れば郷に従え」とする日本人の常識に外れている。
 昔の話だが、私の同僚がイスラム人を駅に案内したとき、いきなり地面にひれ伏して祈りだしたので、驚くやら恥ずかしいやらだったと。ある時間になればそうする宗教だったとのこと。

 エッセイストのめいろま谷本真由美氏は、国連職員のとき、多様な国、多様な階層の人々と付き合ったことで、上から目線の出羽守を止めたとのこと。新聞記者よりもずっと国際派を極めたわけで、かえって、日本の長所短所も見えるからに違いない。

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