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2020年11月27日10:20

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米大統領選挙・続14〜下院での投票になればトランプが勝利する

 11月23日から24日の掲示のまとめです。

20201123
 トランプ陣営の訴えは、各州の裁判所で請求が棄却されたか、自ら取り下げたものが多く、計30件になるとのことです。勝訴したのは、ペンシルベニア州での投開票作業の手続きに関して争った2件のみ。同州の連邦地裁は21日にトランプ陣営の訴えを「証拠がない」として棄却。これに対し、トランプ陣営は地裁の判断を不服として連邦高裁に上訴したとのことです。
 ミシガン州では、共和党全国委員会と同党州支部が、一部開票所の票を再点検する必要があるとして、最終結果の承認を14日間延期するよう州政府に要請。州政府は、最終結果の確定前の票の点検は州法で認められていないとして要請を拒否する方針。トランプ陣営は23日の結果承認を阻止しようと試みているとのことです。
 さて、NEWSWEEK11月20日付の記事は、元ハーバート大学教授のアラン・ダーショウィッツの見解を伝えています。ダーショウィッツは、トランプ弁護団が行っている激戦州での訴訟に対して、「私は馬鹿げているとは考えていない。彼らの法的主張は概ね健全であると考えている」と述べ、法廷での挑戦のいくつかは、連邦最高裁で「法的な立脚性を持つ可能性がある」と語っています。合衆国憲法は「各州選挙法を決定できるのは、州議会であって、州裁判官や役人ではない」と規定しており、ペンシルベニアのように、州裁判所が独自に「投票日から3日後まで集計できる」「消印日が無くても集計を認める」等の判断を最高裁は認めない、ともダーショウィッツは語っています。
 ところで、NEWSWEEKの記事は、選挙人投票で両候補が過半数を取れない事態になった場合について、重要なことを書いています。この場合は、下院の投票で決めることになります。今回の選挙の結果、下院は民主党が議員数を減らしたものの過半数を維持しました。しかし、「共和党が代議員団数では50州のうち26州を維持している」とのことです。これは重要な情報です。投票は各州1票です。ということは、過半数を占める共和党の代議員団がトランプを大統領に選出すれば、トランプの逆転勝利が実現するわけです。下院の選挙結果を踏まえて、トランプ陣営は下院での投票を決戦場とし、州及び最高裁での法廷闘争、選挙人団の選任等を進めていると見られます。目標は大統領選挙の勝利。その目標実現のための戦略を策定し、各種の戦術を組み合わせて、決戦場へ向かっているところと思います。
 もし1月20日の時点で、下院の投票が確定せず暗礁に乗り上げていた場合について、記事は次のように書いています。「上院が『大統領代行』の副大統領を選出し、その副大統領が1月20日の宣誓式に宣誓することになる。その場合は、マイク・ペンス副大統領が大統領宣誓をすることになると見られる」。この場合、「上院は民主党副大統領候補のカマラ・ハリスをペンスの副大統領として承認するしかない。なぜならば、彼女は合衆国憲法修正第12条によって選挙人を獲得していると見られるからだ」と。この記事の内容は、1月20日に大統領が未定の場合は、下院議長が大統領になるという広く知られた説とは異なった見解を伝えるものです。

20201123
 ドミニオン社の集票システムのサーバーを押収したのは米軍だが、作戦は事前にCIA長官に知らせずに実行されたと伝えられます。本件に関して、朝香豊さんは、「所轄のCIA長官に事前に知らせなかったのは、情報漏えいを恐れての対応だろう。そしてこのことは、疑惑の投票集計機のドミニオン社とCIAと民主党が闇のコネクションを持っているということも表しているはずだ」と書いています。
 パウエル弁護士は、ドミニオン社のシステムで処理された情報が開票中に外国に流れていた証拠をつかんでいる、それらの国々は開票データが入力され、それが改変される状況を見ることができたはずで、アメリカの選挙に世界最悪の共産主義国家群(ベネズエラ、キューバ、中国と思われる)の干渉があったという重大な証拠もある旨を述べています。そのことを伝える朝香さんは、「CIAの少なくとも一部は、ドミニオン社だけでなく共産国家群とも闇のつながりを持っているということになる」と書いています。
 ドミニオン社とCIAと民主党、またCIAの少なくとも一部と共産主義国家群との間に「闇のつながり」があるのかどうか、これは容易に解明できないところでしょう。しかし、その存在の可能性は、十分考えられます。ーー民主党は政権を奪還したい。中国共産党は、トランプ政権を民主党政権に替えたい。そこに協力関係が生まれる。CIAは政府機関だが、その中にも民主党の支持者がおり、共和党の支持者だが反トランプという者もいる。外国勢力から潜入したスパイがいる。外国勢力に協力するようになったエージェントもいる。アメリカの国益よりもCIAという組織の権益を優先する考えを持つ者もいる、等々。ある国の諜報機関が敵対的な関係にある国の諜報機関に入り込み、そこで機密情報を得たり、撹乱情報を流したりすることは、諜報活動の一部でしょう。
 民主党について言うと、かつて1930〜40年代のF・D・ルーズベルト政権には、左翼思想を持つ者や共産主義にシンパシーを持つ者が多くいました。ソ連の諜報機関は米国政府の高官やルーズベルトのブレインに働きかけ、スパイやエージェントにしていました。ハル・ノートを起草したハリー・デクスター・ホワイト財務次官補は、その一人として有名です。ソ連崩壊後は、共産中国が同じようなことをやってきているでしょう。
 トランプは、2016年の大統領選挙でヒラリー・クリントンと戦った際、ヒラリーは「政治的な支配層(political establishment)」の一員であり、不正な手段で財貨を得ている犯罪者だとして、米国を支配するエスタブリッメントから民主主義を取り戻すことを訴えました。この時の選挙で負けた米国の支配層は、今回の選挙でトランプを打倒し、政権を取り戻すために、過去4年間、周到に準備してきたことでしょう。その準備の一環として、集票システムで得票数を操作することを最後の手段とし、その開発や導入を進めて来たのだろうと思います。
 トランプ陣営が今、目指していることは、米国の政界・官界・財界の腐敗を正すこと、いわば腐敗闘争であり浄化運動であるという一面を持っていると思います。

20201123
 トランプ陣営は、シドニー・パウエル弁護士について「トランプ弁護団の一員ではない」と言明し、実質的に絶縁したとする声明を発表したとのことです。産経新聞の黒瀬悦成ワシントン支局長が伝えました。
 その記事は、絶縁の理由について、パウエルがキューバ、ベネズエラ、中国によるトランプの放逐を目指した「国際的な策謀」があったと主張したこと、ドミニオン社などの集計システムによる票の不正操作があったとし、一連のシステムが、ベネズエラのチャベス政権(当時)の不正選挙のために開発された技術を応用していると説明したことにあることを示唆する書き方となっています。
 本件について、AFPは「ジュリアーニ氏は、『シドニー・パウエル氏は独自に法律家として活動している。トランプ弁護団の一員ではない』『トランプ大統領の顧問弁護士でもない』と発表した」と伝えました。また、ワシントン・ポストは、トランプ陣営幹部の話として、トランプはパウエルについて「自身を助けるよりも、不利にしている」と判断したと報じました。この幹部は「さすがのトランプ氏にとっても、彼女はクレージー過ぎた」と語ったとのことです。
 パウエルの主張には根拠がなく単なる憶測を放言したものか、ディープな情報を受け入れられない支持者の離反を嫌うトランプの判断か、マスメディアがトランプ陣営批判の材料とするのをかわすための弁護団の戦術か、下院での投票に勝機ありと見て目標(大統領選挙の勝利)以上の戦果を得ようとする戦線の拡大を止めたのか、それとも事実の究明・拡散を防ごうとする側からの圧力が抗しがたいほど強力に働いているのかーーいろいろ考えられるでしょうが、数日内にどういうことかわかって来ると思います。

20201124
 シドニー・パウエル弁護士の動向。Fox News のルー・ドウブ・ショーで、パウエル弁護士のコメントが発表されたとのことです。
 「私はトランプ法務団が発表した私が法務団のメンバーではないということに同意する。私は一度も弁護士として長期契約をして法務団で働いたこともないし、経緯の計上もしたことはない」
 「私の目的は、不正を明らかにすることで、共和党または民主党に利するかを問わない。しかし、私の得た証拠はこのソフトウェアが大規模に数百万の投票をトランプ大統領からバイデン氏へ、また共和党候補者から民主党候補者へ変えたことを示している」
 今後さらに詳しいことが分かってくるだろうと思います。
 大統領選挙に関する訴訟は、民事と刑事の両方で行われるようです。
 民事訴訟は、原告が訴状を出す。不正選挙に関する訴えの原告は、トランプ大統領。担当は、トランプ大統領の個人弁護士であるジュリアーニ弁護士が中心となるべきもの。目的は、大統領選挙の勝利。
 刑事訴訟は、検察官が訴追する。元連邦検察官のパウエル弁護士がトランプ大統領の弁護団とは別に行うべきもの。パウエルの告発は、連邦政府高官、州知事、州法務長官など、政府職員を多数対象とする。共和党員・民主党員に関わらず、告訴の対象になる。目的は、公務員の不法行為を裁くこと。
 トランプ弁護団とパウエル弁護士に共通するのは、法と正義を守り、米国のあり方を正すこと。この点では一致しており、それぞれの立場と役割をはっきりさせたということかと思います。

 次回に続く。

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