参院選で改憲勢力が３分の２超、憲法改正へ国民的議論を

　参院選は改憲勢力が３分の２を超え、憲法改正の発議が可能に。戦後初めての歴史的な選挙となりました。お疲れ様でした。
　これから国会で改正の論議が始まります。もっとも参院で改憲勢力を１６５議席とカウントしても、公明党は９条改正に慎重な加憲、おおさか維新は独自の主張、こころは今回議席獲得ゼロ、無所属議員は意見不詳ゆえ、現状で合意可能性のある条文は、緊急事態条項の追加などにごく限られます。また憲法調査会での審議を経て両院本会議で改正案を発議することが、安倍自民党総裁の任期である平成３０年９月までに可能か微妙な状況です。
　憲法を改正しなければ、日本の再建は決してできません。このままでは激動する世界の嵐の中で、日本丸は遭難するおそれがあります。日本を愛するみなさん、国会を中心に国民的な議論を巻き起こしていきましょう。