赤いホウキモモ・・・だと思う。
三椏。
不明。つた性。
山鳩がけさも、電線でグッググー グッググーと鳴いている。
★山鳩や新年度には縁なき身 海風
近頃当たり前の句しか出てこない。それに後ろ向きだし。教えによれば、否定詞は使ってはならないとのこと。
草田男のように「はまなすや今も沖には未来あり」とありたいものだが。
ところで、昨夜、NHKで佐村河内(さむらごうち)という全聾の作曲家のドキュメンタリーをみた。交響曲ヒロシマが東日本大震災の被害者たちに注目されたこと、障害者の少女との交流、それに、津波被害で母を失った小学生のためのレクイエム作曲の経緯が紹介されていた。
いつも、工事現場にいるような轟音を聞きながら、ひどいときには歩くこともできない中での作曲活動。津波の現場の浜で夜を明かして曲想を感じようとする姿は、ただただ驚くべきものだった。
私のような凡人は、現場から逃げ出すと思うのだが、この人は向かって行く。
それに、現代音楽と問われれば、分からないと答えるのだが、佐村河内の曲は分かるのがうれしい。ベートーベンと連続しているような気がした。
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