mixiユーザー(id:7131895)
日記一覧
- 重力、サピエンス、遠賀川、民俗学など
- 2023年12月17日19:52
この日記は実に２カ月ぶりだが、この間に読了した本を挙げると――１ 山本義隆『重力と力学的世界』上・下（ちくま学芸文庫）２ 同上『重力と磁力の発見』１・２・３（みすず書房）３ Y・N・ハラリ、織田裕之訳『サピエンス全史』上・下（ともに河出書房新
- 安倍晋三と、神保町の盛衰と
- 2023年10月15日23:36
前回のmixi日記から１月近く経つが、この間に読んだ本（読みかじりや読みかけなどを除き、読了したか、飛ばし読みでもケリをつけたもの）：１ 井上ひさし『夢の裂け目』（小学館）２ 小沢信夫『東京骨灰紀行』（ちくま文庫）３ 陣内秀信・三浦展『中央線が
- 地震、女優、「へんな子」
- 2023年09月19日00:53
最近読んだ本（今回は読みかけの本も含む）：１ 小沢彗一『南海トラフ地震の真実』（東京新聞）２ 『地震学』第３版（共立出版）３ 江馬修『羊の怒る時 関東大震災の三日間』（ちくま文庫）４ 『福田村事件』（公開中の映画『福田村事件』の公式パンフレ
- 女性史、マリリン・モンロー、若尾文子
- 2023年09月11日00:02
最近読んだ本（順不同）：１ 石井妙子『近代おんな列伝」（文藝春秋、2023年6月30日第一刷発行）２〜4 若尾文子の本３冊５〜7 マリリン・モンローの本３冊８ 小沢彗一（けいいち）『南海トラフ地震の真実』（東京新聞、2023年8月31日第１刷発行）２〜７
- 阿波、長崎、東京と…
- 2023年09月03日23:01
最近読了した本（読みかけや、めくっただけの写真集などは除く）：０ 童門冬二『小説 蜂須賀重喜 阿波藩財政改革』（講談社文庫）１ さだまさし『精霊流し』（幻冬舎文庫、2003年初版発行、元は2001年9月に同社から単行本）２ 源川真希（みながわまさき
- 港町と、藍と紅
- 2023年08月23日22:55
最近読んだ本（順不同）：１ 稲吉晃『港町巡礼 海洋国家日本の近代』（吉田書店、2022年11月1日、初版第１刷発行）２ 鴨下信一『誰も「戦後」を覚えていない［昭和30年代篇］』（文春新書、2008年12月20日、初版第１刷発行）あとは手元に戻っていないので
- 着物から洋服へ
- 2023年08月16日00:20
いま僕が興味のあるテーマを挙げるとすれば、自分が生まれ育った時代、一口で言うなら「高度（経済）成長期に何が起こったか？」ということ。ただ、「高度成長」といっても大きすぎ、広すぎるので、興味の中心はその中でも衣服の変化、煎じ詰めれば「着物から
- 「戦後」、牧野富太郎、木綿以前
- 2023年08月15日02:32
最近読了した本（順不同）：１ 鴨下信一『誰も「戦後」を覚えていない［昭和２０年代後半篇］』（文春新書）２ 田中信幸『牧野富太郎の植物学』（NHK出版新書）３ 竹内淳子『草木布（そうもくふ）I』（法政大学出版局）４ 『おもいでの中原淳一画集』（講
- ハンチバック、屠場、藍…
- 2023年08月07日00:49
備忘録的メモ：最近読了した本（順不同）１ 市川沙央『ハンチバック』：今度の芥川賞受賞作！２ 山脇文子『芝浦屠場千夜一夜』（青月社、2023年4月15日第１刷）３ 鴨下信一『誰も「戦後」を覚えていない』（文春新書、2005年10月20日第１刷発行）４ 画集
- 象徴天皇、軍政マニュアル、繊維＆日本人
- 2023年07月30日17:54
最近読んだ本（順不同）：１ 『牧野富太郎自叙伝』（講談社学術文庫）２ 坂本多加雄『象徴天皇制度と日本の来歴』（都市出版社）３ 坂本多加雄・秦郁夫・半藤一利・保坂正康『昭和史の論点』（文春文庫）４ 竹前栄治、尾崎毅訳『米国陸海軍 軍政／民事マ
- 古着、既製服と玉音放送
- 2023年07月12日01:12
最近読了した本：１ 朝岡康二、ものと人間の文化史114『古着（ふるぎ）』（法政大学出版局、2003年9月15日初版第１刷発行）２ ジェシカ・デーヴス著、坂隆博訳『アメリカ婦人既製服の奇跡』（1969年10月31日初版発行）３ 坂本慎一『ラジオの戦争責任』（法
- 鈴木しづ子、リンドバーグ夫人、坂本一亀
- 2023年07月06日00:02
最近読んだ、ないし読みかけたうち、読了したのは、順不同で、１ 沖浦和光『陰陽師とはなにか 被差別の原像を探る』（河出文庫、2017年2月初版発行。元の単行本は2004年10月刊）２ KAWADE 道の手帳『鈴木しづ子 伝説の女性俳人を追って』（河出書房新社、
- 脳の闇と、CMの天才２人
- 2023年06月17日16:50
最近読了した本（一部のみ読んだのは除く）：１ 中野信子『脳の闇』（新潮新書、2023年2月5日発行）２ 川村蘭太『伝説のCM作家 杉山登志 30秒に燃えつきた生涯』（河出書房新社、2013年初版発行）３ 今井和也『テレビCMの青春時代』（中公新書、1995年1月
- アメリカの「カースト制度」
- 2023年06月04日19:28
最近読んだ本では、読了したのもそうでないのもあるうち、筆頭に掲げるべきが、１ イザベル・ウィルカーソン、秋元由紀訳『カースト アメリカに渦巻く不満の根源』（岩波書店）。と、その原著２ Isabel Wilkerson, "Caste The Origins of Our Discontents"
- トランスジェンダー、ジャニーズ、堀内誠一
- 2023年05月21日21:03
読了はしていないのが多いが、最近読んだ本を挙げると、１ エリス・ヤング著、上田勢子訳『ノンバイナリーがわかる本 heでもないsheでもない、theyたちのこと』（明石書店、2021年12月25日初版第一刷発行）２ ジュリー・ソンドラ・デッカー著、上田勢子訳
- 南海トラフ、デザイン、地域力
- 2023年05月14日23:33
最近読んだ本：１ 尾池和夫『2038年 南海トラフの巨大地震』（マニュアルハウス、2015年3月1日初版一刷）２ 藻谷浩介『世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記』（毎日新聞出版、2018年2月28日第１刷）３ 同上『実測！ ニッポンの地域力』（日本経済新聞出
- 囚人道路と東南海地震
- 2023年05月05日10:08
トランスジェンダー関係の本は前回まで。安部譲二『囚人道路』。これは明治２４年に行われた囚人労働による、北海道の網走〜北見峠間の幹線道路開通に至る史実を基に、想像を巡らせて描いた小説。同年４月からその年の雪の季節までに、なぜ国事犯を含む１００
- トランスジェンダー、囚人道路、東南海地震（その２）
- 2023年05月05日04:33
プレシアド著・藤本一勇訳『あなたがたに話す私はモンスター 精神分析アカデミーへの報告』の著者は、スペイン人のトランス男性（出生時は女性）。戸籍上も男性になったが、ノンバイナリーなトランスという立場をとる。プリンストンで建築学の博士号を取り、
- トランスジェンダー、囚人道路、東南海地震（その１）
- 2023年05月04日19:26
最近読了した本（順不同、読みかけは除く）：１ ショーン・フェイ著・高井ゆと里訳『トランスジェンダー問題 議論は正義のために』（明石書店、2022年9月30日 初版第一刷発行）２ プレシアド著・藤本一勇訳『あなたがたに話す私はモンスター 精神分析ア
- 妾と愛人のフェミニズム（その２）
- 2023年04月26日00:38
石島亜由美著『妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦制の裏面史』のうち、「愛人」をめぐる議論は、対象が百年以上に及ぶから単純化するのが難しい。そこで、最後の第４章「戦後の愛人――働く女性、性的存在、不道徳な存在」（副題が要約になっている
- 『妾と愛人のフェミニズム』
- 2023年04月25日00:45
石島亜由美著『妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦制の裏面史』を読むきっけは、「シリーズ 紙礫」の一冊として『女中』は出たのに、妾（めかけ）ないし愛人については未刊行であるのはなぜか、思いを巡らしたことがきっかけだった（刊行予定は不詳
- 「少年鑑別所」とは？
- 2023年04月22日17:53
昨日職場で、「少年鑑別所法」の法務省サイトに載っている英訳がJuvenile Classification Home Actであることが話題になった。素人なりのにわか解釈をすると、戦後の法律なのに戦前的な世界観人間観が法律名に残っているのではないか？ 北海道の「囚人道路」
- 女中と、妾・愛人と（その４）
- 2023年04月21日07:46
独身の若い女性が一般家庭に住み込みで働く「女中」（１９６０年発行の労働省による「女中白書」的な刊行物では「住込家事使用人」）は、若い女性の４大職業の一つだった。だが、高度経済成長期の日本社会の大きな変化に伴い、１９７０年代にはほぼ消滅してい
- 女中と、妾（愛人）と（その３）
- 2023年04月16日18:40
阪本博志編『女中』の解説は、今は存在しない「女中」という歴史的存在の、いわば経済社会的側面の概略も述べている。地方出身で若い未婚の女性たちが都会で暮らすのだから、水上勉や小島政二郎の作品に典型的に描かれたような、「性」や「恋愛」や「結婚」を
- 女中と、妾（愛人）と（その２）
- 2023年04月16日16:55
『女中』収載の１０作品のうち、「女中ッ子』のほかに印象が強く、興味深かったのが、最後に並ぶ水上勉「ボコイの浜なす」と小島政二郎「焼鳥屋」の２作だった。言い換えれば、志賀直哉や太宰治、三島らの作品はそれほど印象的でなかったが、１０作の配列はこ
- 女中と、妾（愛人）と（その１）
- 2023年04月16日11:36
１『女中』２『女と男の時空――日本女性史再考�后£�ぎあう女と男――近代』３『妾と愛人のフェミニズム』上記３冊のうち、まず阪本博志編『女中』（皓星社、2022年11月初刷発行）を読んで、思い、考えるところがあった。この本は「シリーズ紙礫」の１６冊目
- 永井荷風、ザビエル、ザ・タイガース
- 2023年04月10日07:50
読みかけ、積ん読は措いて、この間に読了した本を挙げると、１永井荷風『濹東綺譚』（最初の字は手元の岩波文庫で「濹」となっているが、通常の「墨」と書かれることも）２同『つゆのあとさき』（岩波文庫）３沖浦和光『宣教師ザビエルと被差別民
- 「勢力」としての一向宗（浄土真宗）
- 2023年03月29日07:33
井上鋭夫『一向一揆の研究』重さ1300グラムは、ようやく、いわゆる「加賀の一向一揆」と総称される一連の一揆の動きの章に入ったあたりだが、中断（あるいは半永久的）。飛ばし読みになったが、読んだのは５００グラム分くらいか。ということは、読んだのは主
