今はまっているのが画集の類。その1つで最も最近買った『北斎漫画1〜3』(青幻社、2010〜11)は、江戸時代のこの大ベストセラー、ロングセラーを画題別に再編集した文庫サイズの3巻本。これを見ると、葛飾北斎は満90歳近くで倒れるまで探求と創作
松本健一『竹内好「日本のアジア主義」精読』(岩波現代文庫、2000)を読んだ(ただし、竹内の原文は再読せず、松本氏の解説部分のみ)。いつもなら印象的な箇所を抜粋、引用するところだが、内容を見通しやすくするため、記号化、図式化してみる。***
蜷川マクベスのチケットが「まだ間に合うかも」とサイトを見ると、今まさに上演中。だが価格が少なくとも1万数千円から2万円!なので、早々に断念。ふだんほとんど演劇など見ないから相場感が分からないが、こんなものなのだろうか。あらためて調べてないが
政治嫌いを自認する僕は、安倍内閣の「解釈改憲」や今回可決された、自衛隊の同盟国支援のための海外派兵を可能にする安保関連法案について、ほとんど書いてこなかった。第2期安倍政権成立時に、「あんな奴がまた総理になるのか」と失望したものの、かつて例
ソフトモヒカンかと思ったら、ウィキペディアによれば、一時期D・ベッカムがしていたような、頭頂部の中央を前後にもっと長く、鬣(たてがみ)のようにしている髪型を「ソフトモヒカン」と言うらしい。「ソフト…」は、地下鉄の駅構内にあった、最近よくテレ
直前の日記「昭和天皇の戦争責任」をめぐるコメントを読んでいるうちに思い出したのが、「CIAの入試問題」。以前、mixiやブログに書いたこともあるが、あらためて触れたくなった。20数年前のニューヨーク在住時、マンハッタン・ミッドタウンの本屋の受験参
先日買った本のうち、川村湊『戦争の谺(こだま) 軍国・皇国・神国のゆくえ』(白水社、2015年8月)を読了した。300ページ余りのこの本のうち、冒頭2章では広島の原爆ドームが史的遺跡として保存されるようになった一方で、長崎の浦上天主堂がそう
岩波文庫の『ペリー提督日本遠征記』を電車の中などでちびちび読んでいるが、まだ上巻でかの黒船騒動=徳川幕府との交渉まで来ていない。ペリーは途中、セントヘレナ島に寄港し、世紀の英雄ナポレオンが晩年、島流しになり幽閉された家を見て感慨を覚えたりし
朝、ホームに下りてすぐ電車に飛び乗り、勤務地の方向とは全く別の行き先の電車に乗ってしまったことが2、3度あった。幾つか駅を過ぎてから気づき、引き返して乗りなおした。2つの路線の列車が乗り入れているので、行き先の表示を見て確認しないといけない
「日本は素晴らしい」「日本人ってこんなに凄いんだ」という主旨のテレビ番組が、もう何年も前から定番番組の一つとして定着している。すぐ思い浮かぶだけでも、所ジョージや爆笑問題が司会をしている番組があり、ほかにもある。こうした傾向について、マイミ
受信料で賄われる「皆様のNHK」なのだから、時代の変化に合わせて変わっていく。それは当然のことではあろう。しかし、昨日たまたま途中から見た「ためしてガッテン」のテーマは、なんと「尿ハネ」! つまり「男が洋式便器の前に立って小便をするとき、便器
中国の軍事パレードが大ニュースだが、実は、フィリピンでも日本軍が正式に降伏文書に調印したのが70年前の9月3日だった。だからフィリピンでは対日戦勝利の記念日だ。前日の1945年9月2日、ルソン島北部で「マレーの虎」こと、山下奉文の率いる日本