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日記一覧

山内マリコ『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(マガジンハウス、第1刷発行は2022年10月)を読んだ。タイトルは「小説」とうたうが、描かれた当の松任谷由実が「これはノンフィクションというより、ルポルタージュに近いかもしれない。」と感じてい

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空海への批判
2023年01月30日05:12

望まない別ページに遷移し、保存しかけた投稿が消えてしまったので、簡略に。沖浦和光(おきうら・かずてる)氏の『天皇と賤民の国』である日本は、中国の儒教由来の<貴・賤>「貴・良・賤」の国民観・身分制の上に、仏教、特に密教を通じて持ち込まれたイン

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満洲、聖と賤、酒場放浪
2023年01月23日01:24

最近読んだ本:1『ボクの満州 漫画家たちの敗戦体験』(亜紀書房、第1版第1刷は1995年7月)2野間宏・沖浦和光『日本の聖と賤 中世篇』(河出文庫、単行本は1985年7月)3吉田類『酒場放浪記』3〜61に登場する10人は全て、旧満州ないし中国からの引揚

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『旅芸人のいた風景』
2023年01月16日00:16

読了した本:1沖浦和光『旅芸人のいた風景 遍歴・流浪・渡世』(河出文庫、元は2007年8月刊の文春新書)2『ボクの満洲 漫画家たちの敗戦体験』(第1版第1刷は1995年7月)興味・関心の広がりに比べて、読む速度はさして早くならないから、読みかけも封を

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最近読んだ本:1辺見じゅん『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(文春文庫、単行本は1989年文藝春秋刊)2−1『吉田類の酒場放浪記』(TBSサービス、2009年4月)と2−2『吉田類の酒場放浪記 2杯目』(同上、2010年7月)3−1老川慶喜『日本鉄道史 幕末

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ラーゲリとトップガン
2023年01月03日15:28

年末年始に観たのが、1『ラーゲリより愛を込めて』(12月封切り)と、2『トップガン マーヴェリック』(半年余り前に封切られてまだシネコンでやっている)。『ラーゲリ・・』は感動的だった。第二次大戦後の日本人のソ連シベリアでの抑留体験を描いたノン

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年末年始に読んだ順に、1 服部文祥『増補 サバイバル――人はズルなしで生きられるのか』(ちくま文庫、2016年7月)2 重信房子『革命の季節 パレスチナの戦場から』(幻冬舎、2012年12月第1刷、2022年5月30日第3刷)3 重信房子『りんごの木の下で

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