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2023年07月30日17:54

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象徴天皇、軍政マニュアル、繊維&日本人

最近読んだ本(順不同):
1 『牧野富太郎自叙伝』(講談社学術文庫)
2 坂本多加雄『象徴天皇制度と日本の来歴』(都市出版社)
3 坂本多加雄・秦郁夫・半藤一利・保坂正康『昭和史の論点』(文春文庫)
4 竹前栄治、尾崎毅訳『米国陸海軍 軍政/民事マニュアル』(1943年12月22日改訂版)
5 アンドルー・ゴードン著、大島かおり訳『ミシンと日本の近代』(みすず書房)7
6 『繊維』(日経文庫)
7 『やさしい繊維の基礎知識』(日本工業新聞社)
8 『繊維のおはなし』(日本規格協会)
9 『繊維・ファッションビジネスの60年』(繊研新聞社)

――それぞれに興味深い点や重要な指摘、問題提起などがある。

その中で一つだけ挙げると、4の米軍のマニュアルは、第二次世界大戦後の沖縄を含む日本やドイツを占領・統治する際に、占領軍の幹部が参照した小冊子だが、重大な内容を含む。例えば、冒頭近くに「高級官吏の解任」、「下級官吏の継続雇用」という小項目があるが、これは日本の戦後史でいう「公職追放」に当たるのだろう。米軍は第一次世界大戦などに参戦した経験から、日本との戦闘に際しても、戦場での日本軍との激戦に勝利した後の統治を見据えていた。

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