食物連鎖の最終捕食者、鯨の死骸の周りにできる100年の生態系等々、海中海底の世界■寿命は数百年、深海の王・オンデンザメの遊泳速度を世界で初めて計測に成功 研究員に聞いた(まいどなニュース - 06月29日 17:30)https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_
英語でglass slipperと見た記憶があり、英語ではシューズでなくてスリッパなんだと思っていたら、原作者ペローのフランス語ではガラス verreではなく「リスの毛皮」vairであるという。ディズニーが英語にしたとき、フランス語同士で発音が似たうちのガラスを
4月30日に亡くなっていたと報じられた立花隆の膨大な著作から一番好きな本を挙げると、『エーゲ 永遠回帰の海』。一般的な評価ではマイナーな本だろうが、立花さん自身も自著の中で一番気に入っているという。文庫版あとがきにあるが、この本で描かれた二
シドニー・W・ミンツ著、川北稔・和田光弘訳『甘さと権力 砂糖が語る近代史』(ちくま学芸文庫)を読んだ。文庫になったのは先月だが、英語の原著は1985年、和訳単行本は1991年の刊行(メインの訳者・川北氏による訳者あとがきは1989年11月)。文庫の広告を
文春文庫『海軍主計大尉 小泉信吉』を読んだ。著者の小泉信三が亡くなったのは1966年だが、読み始めると「死者が…」という感じはしなくなった。慶應義塾塾長や皇太子(現上皇)の教育係を務めた経済学者、小泉信三の長男信吉(しんきち;なお信三の父は同じ
藤本義一『川島雄三、サヨナラだけが人生だ』を読んだ。「笑い泣き」「泣き笑い」という言葉があるが、読みながら、「腹を抱えて笑いながら、泣いた」(ないし「泣きながら、腹を抱えて笑った」)のは生まれて初めてかもしれない。それも、文字通り「腹を抱え
(残念ながら、PCトラブルで書きかけのデータが消失したが)角田房子氏が甘粕正彦に興味を抱いたきっかけが1972年暮で、文庫版『甘粕大尉』が最初に単行本で上梓されたのは1975年。角田氏は、甘粕を「悼む」とはどこにも書いていない。ただ、心がけたのは、無
文字通りにはファンタジーまがいの変な表現だが、このところ読む本に触発されて、「死者が死者を悼んでいる」としばしば浮かんだ。事態を正確に言えば、死者を悼んでいる著者は既に故人、つまり死者だ、ということ。こう書くとなんのことはないが、読んだ・読