「つぶやき」の続きをこちらに書くことにした。3つのつぶやきは以下の通り。*************以前から持っていた『パル判決書 上』(講談社学術文庫)の正文を読みかけたが、すぐに挫折。「侵略戦争の定義」の箇所さえ読了できず。学者的、義務的
今更ながら、谷崎潤一郎の『細雪』を読了。読むきっかけは、NHKが定時ニュースやクローズアップ現代で谷崎を取り上げていたこと。1983年制作の映画化作品は見た覚えがあるが、なぜか三女・雪子役の吉永小百合の印象が薄い。(雪子はストーリーの中心に位
いま日本のメディアをにぎわせている「ドローン」は、首相官邸の屋上で見つかったおもちゃみたいなラジコンヘリ。一方、数日前、オバマ米大統領がパキスタンで味方の人質を死亡させたことを謝罪したように、英語圏でDroneとは味方が無傷で敵を攻撃、殺傷する
分け入っても分け入っても青い山 種田山頭火中国の諺「人間(じんかん)到る所青山(せいざん)有り」の青山は、成功する場ではなく、墓場のことだという。つまり、「どこで死んだっていいじゃないか」ということらしい。放浪の口語自由律俳人、山頭火の上の
以下に橋川コミュでのコメントを再録。#############政治学にも法学にも素養がないが、今さら付け焼刃では無理なので、このままコメントします。 先日、宮嶋さんに二度目にお会いする前夜、何の用意もなく行くのは失礼に思われ、橋川さんの「テ
新刊本は出ていないので、昔持っていた橋川文三『歴史と体験 近代日本精神史覚書<増補版>』の古本(春秋社、第一刷1968、第二刷1971)をアマゾン経由で買った。冒頭の「ある往復書簡――吉本隆明に」では、次のように述べられている。「ぼくは戦争
今さらこんなことを言うのもタイムリーでなさ過ぎるが、僕はアギーレ前サッカー日本代表監督はずっと「悪人顔」だと思っていた。前任のザッケローニが、少なくとも悪人顔ではなかっただけに。これは八百長疑惑が問題になる以前の、人相に対する全くの主観的判
トーマス・カスーリス著『神道』(ちくま学芸文庫、2014)を読んだ。著者は、カバーの紹介文によれば「アメリカにおける日本宗教思想史研究の第一人者」とのこと。もちろん原著は英文で、想定された読者は、日本のことをよく知らないアメリカ人大学生。で
橋川コミュ管理人かまいちさんの計らいで著者にお会いできた、橋川文三の前半生の伝記『橋川文三 日本浪曼派の精神』を昨年11月に上梓された宮嶋繁明氏の前著『三島由紀夫と橋川文三』を再読した。傍線を引き始めると、以前と同じ箇所にまた引くことも多か
見てきた。都心と違って、まだ満開だった(木によっては散り初め)。午後も深まって立川に着いたので、入園料不要の外縁部も含めて滞在時間2時間弱だったが。JR立川駅から歩いて行ける立地。完全な曇天だったが、雨が降らず、風もなかっただけましだった。遠
六義園(りくぎえん)に行ってみた。ライトアップされた桜を見に。初めてではないはずだが、道順など忘れていた。JR駒込駅から数分歩き門に入ると、近くに有名な枝垂桜(しだれざくら)があり、大勢の花見客で賑わっていた。(後になって、こちらが正門だと分