自分の中の傾向を敢えて比率にすると、3:1:6ないし3:2:5くらいか。高度成長期に育ち、大学受験のときに浅間山荘事件をテレビで見ていた世代なので、その時代の影響もあって、反権力的感性・志向が保守的志向に勝っている。しかし、二十歳前後には戦
いつものように、本を返したついでに、また借りてきた。他の分室から取り寄せた2冊のほかにも借りようと見たが、開架式のフランス文学の棚には、プルーストに関するものがなく、隣のドイツやロシアの棚から、閉館間際で時間がない中、選んだのが――。「童話
返却前の本で、まともに読んだ一冊は、川村湊『異郷の昭和文学 ―満州と近代日本―』(岩波新書、1990)。著者が言うように、「満州文学」というカテゴリー(台湾、朝鮮、サハリンなど他の外地も含め)を設ければ、つとに文学史上において確立されている
2年前までの高倉健の立ち姿、後ろ姿の凛々しい美しさと対照的だったのが、しばらく前に「世界不思議発見」で見た黒柳徹子の歩く後ろ姿だった。その日の番組のテーマは、なんと「黒柳徹子」。孫ほどの年齢の若い女性たちとの会食でも、彼女は最も食欲が旺盛だ