今月19日の朝日の高橋源一郎の文より。昨年の天皇誕生日に皇居前の一般参賀の参列に加わったことを踏まえてのもの。その中の印象に残った一段落を引く。1947年の中野重治の文を踏まえている。<個人の人権を尊重した憲法の公布を告知する天皇の姿に触れなが
柄谷行人による沖浦和光『宣教師ザビエルと被差別民』(筑摩選書)の書評より。ザビエルはロヨラとともにイエズス会を起こしたカトリック教会内の宗教改革者。ともに少数民族として独立を志向していたバスク出身だったことと切り離せない。ザビエルがゴアに向
昨日の朝日beで昨年83歳で亡くなった永六輔の一面を紹介している。永六輔は、土曜日のラジオ出演が終わると旅に出て、金曜の番組打ち合わせに間に合うように帰京していた。永と親交のあった週刊朝日記者は、「岐阜県可児市にものすごく気品のあるこじきがいる
今日の朝日の記事によると、1910年の日韓併合時に天声人語は「『日本民種が世界の雑種なることは人種学者の一致する処だ』と説いた」とのこと。こいうした混合民族論は、日本人がアジアの諸民族を統治するにふさわしいという根拠に利用されたという。ところが