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日記一覧

日本の神々と国家の起源
2017年09月24日17:56

宮本常一はバードからの引用に続いて、アイヌの信仰には各種の自然信仰=アニミズムの中に唯一、源義経を祀った義経神社があることを確認している。宮本によれば、『義経記』が400年ほど前にアイヌの世界に入った。この本の末尾に付された赤坂憲雄の文によると

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宮本常一はバードの紀行文の読書会を1974〜79年に行った。高度経済成長が終わったその頃はもう今から40年も前だが、高度成長以前の日本とさまざまな面で断絶があるのに対して、現在まで地続きの感がある。その頃は既に「日本女性は若く見える」というのが常識

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宮本常一(1907−1981)『イザベラ・バードの旅』を読んで受けた最大の印象は、日本が、日本人が、「わずか数十年でこんなにも変わったのか」ということ。この本は、明治の初めに日本を旅したバードの紀行文を民俗学者の宮本が読み、印象的な箇所を引きながら

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エッジ・エフェクト
2017年09月21日21:02

福岡伸一のコラムで知った。生物学用語。二つの異なる環境が出会う場所で、豊かな生命が生まれる。文化と文化の界面でも起こりうる。

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解散は総理の専権事項、と昔から聞かされてきたが、これ自体が実は疑うべきものだ。テレビで欧州政治に詳しい学者が指摘していた。ウィキったら、総理の解散権は、王様が議会と対立していた時代の名残りにすぎないという。今後は日本でも議論を活発化するべき

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何百万人かいるかもしれないが、何千万人はいないのだろう。いたら、とっくに政権が倒れている。トランプ大統領が嫌いなアメリカ人は1億人ほどいそうだが、2億人には届いていないのだろう。金正恩が・・・?

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日本料理では、さまざまな工程がある中で、魚をはじめとする材料を上手に「切る」人が一番エライ、さらにはそのために自分で「包丁を上手に研ぐ」ことが必須になる。そしてその和包丁は、材料や構造、さらには現代の業界構造ゆえに、うまく研ぐことが容易では

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いま図書館から借りている本の一節を読んでハッとし、「へー!」と感心した。その本は京都工芸繊維大学みらい教育研究センター編『匠の技の科学 材料編』金属材料の章の中の包丁の研ぎ方を巡る節。そこで言われていることを煎じ詰めれば、日本料理の世界では

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裾を横一直線にした開襟シャツ婦人服でない、前と後ろの裾が長くズボンジーンズの中に入れるタイプの半袖シャツ。これが問題で着る前に悩む。裾をズボンに入れるか、出すか? 出した方が涼しそうで、実際に涼しい! だが、見た目にややだらしない感がある。ー

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優性・劣性➜顕性・潜性
2017年09月14日23:27

今日の朝日の福岡伸一のコラムの冒頭に、日本遺伝学会が、遺伝法則における「優性」「劣性」を「顕性」「潜性」と言い換えることにしたとある。原語はドミナントとレセッシブ。 一方、このコラムの末尾では、「世界に羽ばたく子どもたちのために、せめて高校

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日本人の2タイプ
2017年09月14日22:37

(読みかけた東洋文庫のアルタイ民族の世界観=シャマニズムを巡る本が、今の僕にはアカデミック過ぎるというか、広大なシベリア・中央アジアの多くのアルタイ民族にわたるものなので、ひとまず措いて、)宮本常一のイザベラ・バードについての本を読みかけた

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つとに多くの経済論客が指摘、批判しているだろうが、日銀が異次元の金融緩和を何度も延長しているのに、2%のインフレ目標達成のめどは立っていない。それこそ、グローバル経済にかつてない、異次元の構造的な変化が起きているのかもしれない。

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「過去は未来が変える」
2017年09月10日11:37

昨日の朝日の文化・文芸欄の往復書簡の「過去は未来によって変わる」と題された文の末尾で、渡辺京二が次のように書いている。「明治150年と言うけれど、維新が何であったかは、その後の日本の歩みが決めたのです。日本の歩みはまだ続いていますから、今後の

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今朝のニュースにも朝日の書評にも反応したい記事がないので、8月28日の朝日投書欄の投書を引いておきたい。言われつくした感のある「森友・加計問題」がベースにあるが、「国民の政治不信の公約数」をこの投書ほど簡潔(400数十字)にまとめた文は見ていない

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