森友学園=籠池問題では、籠池証言を嘘と決めつけ、聞いて恥ずかしくなるくらい、厚顔無恥に安倍政権のイヌという発言をしていたが、さすがに今回の加計学園問題では、今朝のTBSサンジャポで、文科省の流出文書を本物と会見で証言し政府を批判した前川前事務
今日の朝日新聞の記事中で一番「へー、なるほど」と思った箇所は、読書欄の亀和田武「競馬の魅力」にあった。「イギリス人は賭のある要素、賭が自由に行われることがデモクラシーを存続する上で必要不可欠なものと認めている」(山野浩一『サラブレッドの誕生
575になってるだけで、散文と同じ。詩になってなってないと自覚しつつ題にした。金曜に買ったそら豆は、大きめのビニール袋パンパンで298円。1回ではゆできれず、食べきれず、満足。数年前までは、毎年4月前半にふるさとのいとこからタケノコの水煮が
知らなかったが、日本史学者・呉座勇一が紹介している。戦国時代といえば、戦国大名=英雄中心に捉えられがちだが、藤木久志はこれに異を唱え、村や百姓の視点から戦国大名の内政や戦争を捉え直したと。たとえば上杉謙信の関東出兵のタイミングが晩秋に出陣し
加計学園の認可問題関連の記事より。<「政治主導」を重視するために設置された内閣人事局が、首相の意向を反映して幹部人事を一元管理し、実質的な人事権を握るようになった>という。片山善博・元総務相は、2014年の内閣人事局発足以降、安倍一強の風潮が強
今日の朝日の記事より。加計学園認可問題で、ある財務省の元局長が指摘した。自分の極めて親しい人物の関わる組織を自分の首相在任中に国家が選定することを避けて、「『李下に冠を正さず』と思い至らないところに、首相の資質の問題を感じる」と。要するに、
今日の朝日の書評欄で紹介されたヘルムート・オルトナー著、須藤正美訳『ヒトラーの裁判官フライスラー』(白水社)。表題のフライスラーは、ナチス・ドイツ独裁下で国家反逆行為などを裁く人民法廷の長官を務めた人物。市田隆本社編集委員の書評から孫引きす
今日の朝日の読書欄(詩人・蜂飼耳「大岡信の仕事」)の写真を見て、ハッとした。今年4月に死去した、明治大学大学院で僕の指導教授だった詩人、大岡信の写真が若々しいのだ。写真に映る大岡信は、色の濃いベストの下の白いシャツの袖をまくり上げ、右手の指
昨日の朝日新聞・科学季評の担当は、霊長類学者の山際淳一京大総長。この文章のテーマは「ヒトの遺伝子操作」だが、人類史を巡って「へー」と思った箇所があった。「人類は遺伝的多様性が低いため、数多くの遺伝的疾患を抱えることになった」という。「世界人
今日の朝日より。北京の古谷浩一中国総局長によるコメントから。報じられているように、中国が開催した、陸と海のシルクロード「一帯一路」を巡るフォーラムには、世界の約130カ国の代表団と29人の首脳が出席した。中国は、今後5年間で約17兆円をシル
この記事タイトルから思い出したのが、ふるさとで唯一の友人が住職をしている真言宗の寺。実家から歩いて2、3分か。足利将軍家にまつわる玄関や書院などがあり、裏が神社だった。これはすぐに思い出したのだが、記事から半日経って、もっと近く、大通りから
『ナビラとラマラ 「対テロ戦争」に巻き込まれた二人の少女』は、宮田律氏による本の題。ラマラはといえば、17歳でノーベル平和賞を受賞した世界的な著名人。タリバンのメンバーに銃撃された。一方のナビラも同じパキスタンの少女だが、対照的に彼女の活動
今日の朝日の書評欄で本社編集委員・原真人が担当したのが、ブームとされるバブル回想本。具体的には、住友銀行や野村證券の元社員が書いた内幕物などが取り上げられている。売れている理由として、<まずバブルへの郷愁。昨今のしょぼい経済を憂えつつ、世界
せっかく長く引用したのに、PCの不調かデータが消えたのでポイントのみ。朝日書評に引かれた法哲学者ケルゼンの研究書から。宗教の世界は別にして、科学的認識をするなら、近代社会では「個人ごと!に道徳体系は異なる」。その現実の中で、21世紀になっても
今日5月13日の朝日朝刊を、別冊の「be on Saturday」も含めサラッと飛ばし読みして、最もハッとしたのが、「ほとんどの母はモンスターです」という一文だった。「受けた傷を母親にわからせたい」という題の、40代女性からの人生相談に対する回答中にあっ
4月に86歳で死去した詩人で批評家の大岡信が授業中に発した言葉で印象に残っているのが、(もう何か願望があるとすれば)「この地球に爪痕を残したい」ということぐらいだ、という半ば自分自身に対するつぶやきである。今から30年以上も前のことである。
昨日の深夜、正確には今日午前、NHKで別の番組に差し替えて放送されるのをたまたま観た番組が面白かった。中国四川省の山奥のいまだに蒸気機関車だけが走る鉄道の沿線の今が描かれていた。SLはボルトなど部品がなくなると鉄道員が自ら造る。沿線に住んでいて
4月29日の朝日のTVレビューコラム「TVがぶり寄り」が取り上げたのは、Eテレの「100分de名著」で4月に放送した三木清「人生論ノート」。ザッピングしながらだったが、じっくり観た回もあった。このコラムのライター・和田静香は、末尾で「TVを見てこん