福光は棟方志功が選んだ疎開先。
そんな縁から、たくさんの作品がある。
福光市街から山に向かって登っていくと、
いきなり堂々と建っているのが福光美術館。
今は企画展として、町の実業家で美術収集家の川合宣之⋅日の出屋製菓創業者のコレクションが。
棟方志功の版画や民芸の濱田庄司、河井寛次郎、富本憲吉らの焼き物が素晴らしい。
また、常設では、棟方志功が町に寄贈した絵画なども展示。
いかにこの町を愛していたかを伺うことができる。
浄土真宗の光徳寺は、疎開中の住まいを提供した縁から
棟方志功の版画などの作品が多く収蔵されていて、
プライベートコレクションを堪能できる感覚を味わえる。
また、民芸の重鎮達が訪れていたことから、
さり気無く焼き物として飾られているのが好ましい。
美術館の鑑賞とは、違った気分は、また格別だ。
そして何と言っても、棟方一家が数年住まった家が、
そのまま残してあり、見学できるのが
愛染苑
有名な、便所の壁や天井に描いた絵画などを楽しめる。
家族のスナップ写真も展示してあって、家長としての棟方志功の面影を感じることができる。
雨の中だったけれど、田植え前の田んぼや新緑など
これぞ日本の田舎!という風景と共に大満足の午前だった。
ログインしてコメントを確認・投稿する