mixiユーザー(id:7990741)

2024年05月11日23:40

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「ちぎれた鎖と光の切れ端」荒木あかね著

二部構成の連続殺人事件の物語。
アガサ・クリスティを意識したようだけれど、
正統派推理小説かというと、ちょっと違う。

推理小説好きがじっくり読めば、比較的簡単に解けそうな展開だが、
アクの強い登場人物達に振り回されてしまった私は、惨敗に近かった。

第一部では、若い男女7人が、天草の無人島に渡るところから始まる。
一人一部屋のコテージに宿泊すると…

第二部には、第一部の重要人物でありながらも
出番がなかった人の名前が、「登場人物一覧」に挙がっているのがミソ。

第二部の方が、主人公達が明るく生き生きしていて好感が持てて面白い。

さらに第二部では、大阪市内の移動が頻繁で、
土地勘のある読者には、いっそう面白いかと思われる。

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