mixiユーザー(id:7990741)

2022年11月16日20:47

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「名探偵と海の悪魔」スチュアート・タートン著 三角和代訳

17世紀、東インド会社の帆船に乗り合わせた多様な人々の航海を描く冒険小説、
でもあり、殺人犯は誰だ?という推理ものでもある。
が、食べることより出すことの方に重きをおいたような描写が多くて、
正直、戸惑いながら読み終えた。
全体として冗長な面もあり、少し期待外れ。

ジャカルタから7隻の船団を組んで、
オランダ人総督は怪しい荷物をアムステルダムに運ぶ航海に出た。
連れは利発な妻と娘、愛妾とその息子、そして船長以下乗組員と兵士たち。
いがみ合い争いの絶えない航海で、一人また、一人と
行方不明や殺人がおこる…

理不尽がまかり通る時代の、閉塞した社会で起きる
不可解でむごたらしい出来事の数々に、やや辟易しながらも、
読み終わってホッとした。




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