この映画が上映されたのが、コロナ感染が更に悪化している時で、映画館には行けなかった。
代わりに読んでみたら、まるで映画のような小説だった。
二十代後半の直実は相次いで両親を亡くしてしまい、
たった一人の親しい親族の叔父を頼って新潟から東京に住まいを移した。
それは渋谷のタワマン39階だった。
愛猫ハナとの引きこもりのような生活。
叔父夫婦は同じマンションの2階上に住んでいて、何かと頼りになっている。
ある日エレベーターで、人気イケメン俳優と出会い……
直実も叔父も裕福なわけだが、生い立ちに問題があるとも言える直実は
生き方が不器用で、危うい。
という状況下、もう少し期待していたが、それほど面白くはなかった。
だが、ネタバレになるが
終盤、直実が重病のハナを看病するところがとてもリアルで詳細で
ペット闘病ものとしては秀逸かもしれない。
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