mixiユーザー(id:7990741)

2020年10月13日19:53

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「木になった亜沙」今村夏子著

すらすらと、あらすじを述べるような語り口の中編三作。
この作家にはもっと期待していたから、少しばかり拍子抜けした。

三篇とも、学校や社会に適応できない、イジメにあうような若い女性が主人公で、
彼女らの味わうリアルな疎外感や仲間はずれぶりが、とても切ない。

ただ、どの話も淡々と語られ、甘ったるさがないから、
お涙頂戴からはほど遠くて、うるうるするような悲しみはない。

三篇読んだ後は、なんかほっこり。スルッと読み終えた。

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