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2020年08月09日17:00

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棟方志功 師との交感 @ 日本民藝館(特別展 「洋風画と泥絵」)

先日、Eテレ「日曜美術館」で特集された、棟方志功の特別展示。
去年の特別展などと比べると小規模ながら、
コロナウイルス禍に、アマビエ以外にも
祈りを受け止めてくれる実力派の神仏たちが、
日本を守ってくれているのだ、と気づかせてくれた。

日本民藝館と言えば柳宗悦、そして濱田庄司と河井寛次郎。
棟方の作品と、濱田や河井作の焼き物が、そして柳との書簡のやり取りが
組み合わせて展示されていて、
それこそ「師との交感」が鑑賞できる。

陶器にも題名と濱田や河井ら作者名の他に、「棟方志功所蔵」と明記されたりしていて、
抹茶が好きだったという棟方が、これでお茶を飲んだのか?
などと、思いを巡らせることもできて、楽しい。

テレビで言っていた、柳宗悦が「一番素晴らしい」と絶賛した
キリストの板画もあれば、世界の棟方志功に押し上げた
「釈迦十大弟子」
を始めとする代表作の、一部分や書などなど、
大規模ではないが、充実した展示だった。
棟方志功ファンは必見でしょう。

同時開催の特別展は「洋風画と泥絵」。
江戸時代の絵画が多くて、しかも帆船を描いた作品がかなりあり
長崎などにやって来た異国の大型帆船が
いかに江戸時代の人々を驚かせたのか、
それこそ一目瞭然、見てとれるのも面白かった。

※ 鑑賞は要予約。いつもは正面入口でスリッパに履き替えての入館だが、
今回は靴カバーを受け取り、そのまま入った。
ほんのちょーっぴり現場検証の警察官気分を味わえた。

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