ヴァネツィア国際映画祭の招待作、
是枝監督がフランスを代表する往年の美人女優とタッグ
というので、平日のシネコンはシニアを中心に半分強の入り。
先日のNHK で是枝監督のドキュメンタリーを見てから行った。
そのためか映画大国(ピークを過ぎても?)フランスの
ベテラン大女優に振り回される日本男子・是枝監督
みたいな構図で
本筋とは別な意味で、はらはらドキドキの映画に見えた。
ヒロインは「パリの美女」と呼ばれたほどの大女優
つまり等身大のドヌーブ。
アメリカ人で売れない俳優(イーサン・ホーク)と結婚した娘(ジュリエット・ビノシュ)一家が、
里帰りしたところから始まる。
とにかくわがままで身勝手なドヌーブ。
娘との長年の確執は消せないし、
孫娘を可愛がるお祖母ちゃまからは、ほど遠い。
そんな彼女が撮影に臨んでいる作品で
実力ある若手女優と共演することから、母娘の関係が・・・
ドヌーブのメチャくちゃな女王っぷりと、
ほぽノーメークで立ち回るビノシュとのぶつかり合い、
さらに、若くて美しい延び盛りの女優との
演技合戦。
是枝監督とドヌーブとのやり取りを、NHK の番組で「予習」したお陰で、
裏からも深読みして見るような面白さも味わえた。
ガンパレ日本の映画人!
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