モントリオール映画祭コンペ部門で主演男優賞を舘ひろしが獲得し、一旦終わっていたのに凱旋上映
というので、数寄屋橋に見に行った。
丸の内TOEIは久しぶりだけど、エスカレーターがなくて階段
というのが、なんか昭和だ、と感じていたら、
観客の殆どが中高年
まさに大人向けというかシニア映画そのもの。
舘ひろしはコメディがよく合っていて、妻役の黒木瞳との
相性も抜群で、実家に入り浸りの一人娘臼田あさ美もとても自然。
だから安心してクスクス笑いしながら楽しめた。
主人公は、東大出の銀行員だったがコースからはずれ、子会社の取締役で定年。
その後の行き場を探すのだが、廻りあう人々と思いがけない展開になる。
また、故郷の盛岡に帰る(妹役・高畑淳子が、はまり役)と、
高校時代のラグビー仲間と友情を温めあうのだけれど、
試合のシーンなどの背景の岩手山がとても美しい。
はらはらドキドキはないけれど面白かった。
ログインしてコメントを確認・投稿する