去年の本屋大賞ノミネート作で、さらに映画化もされた大ベストセラー。
主人公が図書委員ということに惹かれて借りてみた。
目立たない存在の高2男子が。あるきっかけにより、
クラスの人気者の咲良の秘密を知ってしまう。
膵臓の病で余命宣告を受けて、咲良はやりたい事をやる、と宣言する。
そんな彼女に主人公は振り回されてしまう。
まるで正反対の二人。
彼らの行動や言葉のやり取りはユーモラスで楽しい。
が、残酷な死は、着実に咲良に忍び寄ってくる・・・
昔からよくある、闘病少女と同級生男子の青春恋愛小説と言えなくもない。
でも、恋愛未満な感じが繰り広げられて、けっこうテンポの良い会話に、ずんずん読み進める。
いわゆる胸キュンな物語も、たまには良いなと楽しんだ。
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