mixiユーザー(id:7990741)

2016年03月08日09:48

208 view

「はじまり、美の饗宴展ーーすばらしき大原美術館コレクション」 @国立新美術館

一度は行ってみたいが、まだ訪ねたことのない大原美術館の展覧会。
見逃せない、と時期を狙っていたが、幸い昨日は雨、花粉の飛散が少ないだろうと出かけた。

クラレの創業家の大原孫三郎が、西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館を、
1930年に、地元倉敷市に創設したのが、この美術館。
特徴的なのは、創設者とほぼ同い年で、同じ岡山県出身の画家・児島虎次郎が、渡欧し、自分も絵を学びながらも、
大原コレクションのためのコレクターとなったこと。
彼が依頼して描いてもらったマチスの絵もあるくらい。

見どころは、エル・グレコ「受胎告知」、ゴーギャン「かぐわしき大地」
そして、民藝運動とかかわりのあるというところで、西洋美術ではないけれど

棟方志功 「二菩薩釈迦十大弟子」 

志功作品は、もう一点、流離抄板画柵も。
こちらは裏彩色の色鮮やかな美しさ。

今回初めて知った画家で、エドモン=フランソワ・アマン=ジャンという画家の「髪」、
これこそ大原コレクションの記念すべき第一号だそうだが、
楕円形の、ルノアールを思い起こすような、美少女二名の絵で、ステキ。

大原氏が民藝運動を支援したので、バーナード・リーチや浜田庄司、河井寛次郎らの
陶器もたくさんあったのには、納得だが、
順路最後の部屋には、現代の画家たちの大作が何点もあってびっくり。

びっくりといえば、ジャクソン・ポロックの小品が一点。
キャンバスの真ん中部分を人型のように切り抜いてある、が、例のポーリング絵画。
切り抜いた後に、ポロック自身は事故死したので、妻が裏打ちのように別なキャンバスを貼った、という。
それでも彼の作品となって、よいのだろうか??


3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年03月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031