「トゥモローランド」　ジョージ・クルーニー主演

一年ぶりにクルーニーの主演作。
ディズニー映画だから、良い子向けのG映画かと思って見に行ったけれど、
意外に奥深いといえない点もなかった。見た人によりけりかもしれないが。

主人公は宇宙技術系の、ある意味、天才少女ケイシー。
父親はNASAの技術者だけれど、今受けている仕事が終了したら失業することになっている。
ということで、彼女はその仕事の延長を図ろうと、無茶をしている、というところから始まる。

その仕事ぶりを見初めたのが’謎めいた少女　アテナ’。
彼女がくれたピンバッジの謎を解こうとして、ケイシ―は無謀な旅に出て、たどりついたのが
ジョージ・クルーニーの家だった・・・・

お子様向けSFコメディかと思いきや、クルーニーがわざわざ来日プロモーションまでするほど
入れ込んだわけだから、見方によっては奥深い。
人類の愚かさを揶揄するような展開もあるし、かつ、少年の悲しい恋の悲劇の結末みたいなドラマもあるし、
大人向けの要素も多分にあった。
少年少女が主役のディズニー映画をあなどるなかれ、というところか。
（ヒロインの高校生役の女優は、たしか実年齢が２０代と聞いた）

とにかく、未来都市での派手なアクションや、Aチームを超える数々の外敵撃退装置に目を奪われつつも
クルーニーさまの演技を楽しめる映画でした。