家族といっても、主に二人ーー姉妹、姉弟、母娘、父息子などの物語で、短編集。
それぞれ全く違う環境の家族の話なのだが、血がつながっている、本来愛し愛される関係の
そのもつれ方とか、修復を目指す感じとか、どれも似たような話にはなっている。
ワクワクとかどきどきとか、怒 という強い感情はわかないけれど、
巧い展開だったり、思いがけない運びだったり、でズンズン読めた。
で、最後の一作「タマシイム・マシンの永遠」に、やられた。
ドラえもんの道具「タマシイム・マシン」ということなのだけど、
本当にこういう話、あったのかな?
一時期毎週欠かさず見ていたけれど、こういう道具には記憶がない。
それが、実に良い話で、ジーンとくる。
主人公が「ドラえもん」の大ファンという設定の小説なのだが、
「ドラえもん」に、たまーに登場していた、のび太のおばあちゃんにまつわる、とでもいうか・・・
でも、おばあちゃんには直接関係ない、というか。
たまたま明日はちょっと大事な用事があるのだけれど、
近いうちに祖母のお墓参りに行かなきゃと思う。
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