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2015年05月19日16:21

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JAXA 調布航空宇宙センター 展示室

神代植物公園に行こうと車に乗っていたら、偶然目に入ったのが、JAXA敷地内の
「展示室 一般公開中」の立札。

これは面白そう、と帰りに寄ることにした。
門も解放されていて、入口近くの警備員室みたいなブースが見えて、問い合わせに応じてくれそうだった。

入ってみると、駐車に関してはナンバープレート全部(仮名も数字も)を書き込むとか、チェックがしっかり。
でも、応対するおじさんは、感じ悪くなかった。

自動ドアを抜けて展示室へ。
航空機がドーン、と設置してあり、「小型超音速実験機」という。
更にはサンダーバード2号の頭の部分みたいな、白い航空機があり、これは小型自動着陸実験機。

そんなこんなを見ながら進むと、閉じたドアのブースに「スペース・ミッション・シミュレータ」の文字。
やりたい人は「受付の電話で係員を呼び出して」と書いてある。

これは、やるっきゃない!と早速電話した。
すぐに女性が駆け付けてくれて、中に入った。
よくテレビに出てくる、飛行機のコックピットのシミュレータを、ぐんと省略したような部屋。
ただしモニターは6つと、さらに正面には3つのパーツに分かれたスクリーン。

操縦席が二つあり、すわる時にはシートが前後して、足がペダルに載せられる。
ただし係員が「実はそのペダルは使えません。飾りです。」
動かせるのはジョイスティックとそれに付随する赤いボタンのみ。
発射するときと逆噴射には、赤ボタンを使用。
機体の方向や速度を変える時はジョイスティックを動かす、と。

係員が出ていくとすぐに始まって、下手な英語と通訳のような感じの日本語で指示が流れた。
言われるまま、10からカウントダウンが始まり、ゼロになったら赤ボタンを押す。
で、宇宙へ出るまで、スクリーンは外の景色。星がたくさんの画面になると、すぐに宇宙ステーションが見えてくる。
宇宙ステーションにドッキングする時にジョイスティックを使うのだが、
スピードを下げきれずに、窓を損傷してしまった!
といっても、別にショックを感じる仕組みではなく、がっかり。

で、その後即、月に向かうため、ランディング用の宇宙船に乗り換え、月面着陸を体験。
こちらは逆噴射してブレーキをかける、という作業を、赤ボタンで実施するので、うまく行った。
月での着陸後、ほとんどすぐに宇宙ステーションへ戻る、ということで、再び飛び立つ。

今度のドッキングは自動で、ちょっと物足りなかったが、ステーションから地球に帰る時は、
なんとジョイスティックを使って方向をうまく調整しながらの飛行だった。
手元の画面に進路を示す四角い線が出て、その中を通るようにジョイスティックで操縦するのだが、
短い時間だったけれど、おもしろかった。

シミュレータを終えると、係員が「団体が来る前に、よろしければ外のYS-11のご説明をします」
ということで、後から入ってきた若夫婦と共に外へ。
前から気になっていた、敷地(東京ドーム2つ分)内で道路から見える所にあった飛行機の頭部に向かう。
階段を上がると、係員が鍵を開けてくれて、今世紀初めまで使われていたYS-11の、ちょっとくたびれた機内へ入った。
コックピットのドアが開いていて、中に入り操縦士席についたら、使い古されたボタンなどが、生々しかった。
また、コックピット外には「飛行神社」のお札。
リアルがいや増した。

再び展示室に戻り、風洞実験装置を試して、風というか空気の重さを実感したり、30年前からの実験機の説明を見たり・・・
はやぶさとは違う、航空面からのJAXAの仕事ぶりを垣間見た30分だった。
おみやげ販売用として、ガチャガチャの器械が4台あったのが、おかしかった。
子供連れには人気なのだろう。

申し込みも身分証明書も不要、しかも無料で、気楽に楽しめてとても良かった。

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