ニューヨークタイムスのArts & Entertainment で、ずっと前に読んだのだが、
ニューヨーカーが一番好きな、ミュージカルの歌 は、
Tomorrow
2番目が、’Memory’。
なるほどね、と思った。私は後者の方が好きなのだけど。
「アニー」といえば、「Tomorrow」というくらいの名曲だけれど、
この映画では、(しいていえば)熱血絶唱の独唱、というシーンは
なかった。
でもNYの街を、失意の中で歩きながらの、主役のQ・ウォレスの歌は、心に響いた。
あぁ、こういう歌い方もあるんだ、と。
ストーリーは、典型的な「不幸な生い立ちの、みなし子少女が、大金持ちと偶然に出会って・・・」
まぁ、子供版シンデレラストーリー。
でも、わかっていても、やっぱり引きこまれてしまうのは、助演俳優たちも素晴らしい役者ぞろいで、
さらには、監督がNY育ちということで、あの都市の素晴らしさを、思いっきりスクリーンに披露しているから。
ハドソン川越しのマンハッタンも、ステキだった。
前世紀末に3年半ほどニューヨーク郊外に住んだ時に、最初に乗っていた車が、
スバルのレガシー
これが、あちらではコンパクトで、しかも4駆だから雪道に強くて、お手頃だったのだが、
この映画でも、そのレガシーが活躍する。
懐かしさがひときわ増した。
あちこちでロケしたことがうかがわれ、ニューヨークを楽しむには絶好の、家族向け映画だった。
が、ミュージカルがベースだけれど、これを「ミュージカル映画」というには、私はちょっと・・・・
でも、とにかく楽しいからヨシ。
主役の子役は本当に大した女優だし、ジェイミー・フォックスはさすがだし、
キャメロン・ディアスのハチャメチャなコメディアンヌぶりも、とっても好ましかった。
(そうはいっても、さりげなく脚線美だけは、ちょっぴり披露していた)
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