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2014年11月21日23:58

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国宝展 @国立博物館(上野)

頂いたチケットで、久しぶりにトーハクへ。去年オーストラリアからの友達と、常設展を見て以来。

今ちょうど庭園公開中なので、まずは暖かいうちに庭を回った。
行ってみると、建物の裏に、風情ある茶室などが移築されているような、裏庭めぐり。
人も少なく、開放されている床の間の絵(狩野派)などを、じっくり鑑賞。
ただ、紅葉には少し早すぎだった。

肝心の国宝展は、今週から「あの」金印(倭奴国王・・教科書の定番)が公開、ということで
入るまでに外で40分待ち。
でも何しろ昨日に比べての暖かさ、ちっとも苦にならなかった。
上野公園の黄葉も始まっていたし。

入口を入って第一会場の奥には土偶ーーこれも期間限定公開。
といわれて、ふーん、見逃さないようにしよう、くらいの軽い気持ちだったけれど、
いざ見てみると、その素朴な美しさというかキャラクターに、すっかり魅了されてしまった。

作品名に「縄文のビーナス」だとか「合掌する土偶」とかつけられていたけれど、
そんな世俗的な呼称は、正直言って不要。
とにかく強い個性に圧倒された。
特に、合掌している作品は、八戸で出土、ということなのだが、昔の人が補修した後がくっきり。
壊れても直してまでも愛され(敬われ?)て来た、という事実が、さらに作品を一段と輝かせているようだった。
もう一点、中空の土偶もすばらしかった。

これまで土偶かはにわか、もし選ぶとしたら、絶対はにわ派だったのだけれど、今日は土偶の素晴らしさに感心した。
シンプルなようでいて、主張する強さがある。
これまで残ってきてくれて、ありがとう、と思う。

他に、やはり仏教関係の芸術作品が、仏像も含めて、美しかった。
玉虫厨子は、前回の公開の時に見たけれど、今回は解説が大きく別な壁面に表示してあって、良かった。

色々な場所から借りてきての展示だから、どんなお寺や神社、博物館が所有しているのか、
そんなところを説明書きから読むのも、興味深かった。
行ったことのある厳島神社の仏具が、すばらしい金細工なのには、驚いた。

ただ、金印が、近くで見るためには長蛇の列になっていて、結局少し離れた所からしか見られなかったのが、ちょっと残念だった。
双眼鏡を持っている人がいたけど、あれは正解だなぁ、と思った。

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