日経新聞などでも紹介された、金沢にできた新しい図書館。
ご縁のある人を頼り、富山在住の友だちと見学に行った。
金沢市の半日観光は、兼六園とここ。
図書館の概念を覆すようだと評判なのだが、
正面入口を入る前から、それは感じられた。
自動ドアを通る前、ガラス張りの左手を見やると、
ご機嫌な赤ちゃんが、居心地良さげなスツールの上で足をばたばた。
周りには、幼児が騒がず、でも楽しげ。
県立とは思えない、すなわち「研究や調べものに特化しています!」色が前面に押し出されていないことに驚く。
訪問前に土地の人々に印象を訊いてみると、
「椅子!」、「ソファが高級」など、居心地の良さについての意見が多かったが、
入館してみると、納得のレイアウトだし、椅子の配置が斬新。
司書としては、分類が一部「めっちゃめちゃ」な点を発見したが、
本を愛でるワクワク感、館内の明るさ、そして居心地の良さは抜群。
子供を歓迎し、高齢者にも優しく、さらにこの美しさ、愉しさは
最強のデートスポット。
よほどおしゃべりな二人でない限り、ここに来たカップルは楽しい3時間(駐車料金無料)を過ごせること、間違いなし。
個性的すぎるネーミング「ビブリオバウム」
ここは従来の都道府県立図書館の枠を越える
画期的かつ風雲児的な、新たな公共施設だ。
これからの益々の繁栄を祈りつつ、併設カフェでまったりしてから帰った。
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