軽く読めるのだが、とても面白かったし、大満足の一冊。
中2の転校生丹野朋子は、ブータンというあだ名を付けられた。
ある日クツ箱で中身の抜かれた財布が見つかる。
物語は中年になったブータンと元同級生ワタベが出会うところから始まる。
ワタベの中学の時の仲良し六人組の物語が、連作短編集のように綴られ、
次第に中学の時の事件の真祖が明らかになってゆく。
ブータンの半生が、周りの人々を描きながら語られてゆく様が巧みで引き込まれる。
たまたま、読書家の友がまさに今読んでいるところで
彼女も、面白い!と賛同してくれて嬉しい。
ログインしてコメントを確認・投稿する