イタリアのルネサンス絵画の展覧会に、ティツィアーノが見たくて行った。
乃木坂の駅に着くと、かなりの人々。
混雑を避けたつもりが、当て外れか、と心配したら
殆どの人は、まだ開催しているルノアール展が目当てだった。
テンペラで描いたものもあったが、殆どが油彩で、
あの時代らしい青や赤で、風景をバッグにした聖人たちや
裕福なヴェネチア人の肖像画など、50点ほどを、音声ガイドを聴きながら楽しんだ。
目玉である、ティツィアーノの大作「受胎告知」は、ヴェネチアの教会に納められている作品。
ガイドの石坂浩二いわく、マリアにお告げがあるシーンの絵画は多いが、
この作品は、まだ一言も発せられる前の瞬間が描かれていて、そういう絵画は珍しい、と。
その「受胎告知」に関しては、展示会場の出口前で上映されているミニ映画で、
教会の様子を確認できて、良かった。
肖像画が並べてあるセクションで、17世紀ヴェネチアの権力者や裕福な人々の姿を観賞できることもあり、
ヴェネチア好きには見逃せない展覧会だと思った。
また行きたいなー、ヴェネチア。
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